株式会社日刊スポーツ印刷社
企業概要

築地・王子・藤岡に工場を持ち、『日刊スポーツ』『朝日新聞』をはじめ、多数の媒体の紙面制作・印刷を手掛ける。2009年3月、「2媒体同時印刷」を可能にする画期的な機構“プリコン”を搭載した最新鋭4×1輪転機を、国内で初めて導入(築地第一工場)。これに先駆けて2008年11月には、最新CTPシステムを新たに設置し運用を開始した。この最先端の設備と確かな印刷技術力を活かし、高品質化・生産性向上を追求している。
(2009年8月取材)
| 会社名 | 株式会社日刊スポーツ印刷社 |
|---|---|
| 代表者 | 加藤哲 氏(代表取締役社長) |
| 創業 | 昭和27年8月7日 |
| 従業員数 | 415名(平成21年1月1日現在) |
| 所在地 | 東京都中央区築地7-8-5 |
![[写真]富塚孝次 氏](pack/images/index_img_02.jpg)
富塚孝次 氏
取締役
新聞工程・築地工場・王子工場・藤岡工場統括
![[写真]大岩義一 氏](pack/images/index_img_03.jpg)
大岩義一 氏
築地工場長
![[写真]横溝昌徳 氏](pack/images/index_img_04.jpg)
横溝昌徳 氏
築地工場印刷第一課
課長
インタビュー
HN-NV導入に至った経緯は?
富塚取締役
築地工場では、1セットで2媒体同時に印刷できる機構(プリコン)を搭載した輪転機を今年の3月に導入したのですが、昨年の11月に先行して、この輪転機用のCTPを設置し、運用を始めていました。CTPプレートは当初、他メーカーのものを使用していたのですが、3月に導入した輪転機は4×1サイズで、版胴径が従来機より小さいため、他社プレートでは装着性がよくありませんでした。材質が硬めで、装着時に無理な力がかかってしまい、破損などのトラブルが起きやすかったのです。そこで、より柔軟性の高いプレートに切り替える必要を感じ、ちょうど富士フイルムさんが新しく出された『HN-NV』をテストしたところ、非常に装着しやすく、なおかつ再現品質なども満足いくものでしたので、採用を決めました。
HN-NVの導入効果は?
富塚取締役
まず、最大の課題であった「作業性」については、期待どおり格段に改善されました。HN-NVに切り替えてから、プレート装着時のトラブルは一切なく、生産効率が確実に向上しています。
大岩工場長
品質については、本採用前に、インキメーカーさんにもご協力いただきながら網点再現性などをチェックしたのですが、非常に良いレベルでした。実際に運用を始めてからのメリットとしては、感脂化が起きなくなったことが大きいですね。また、以前使っていたプレートに比べ、刷り出しが速くなり、損紙も低減されています。
富塚取締役
富士フイルムさんのプレートはとにかく実績がありますから、導入にあたっては、その安心感も大きかったですね。実際に使ってみて、耐刷性なども含め、現状、気になるところはありません。製品として完成されたものだと思います。

自現機に対する評価は?
横溝課長
CTP用自現機は、全工場とも当初から富士フイルム製の『LP-1310NEWS』で統一しているので、他機種との比較はできませんが、いままでトラブルなどもなく、非常に安定して稼働しています。安定というのは、新聞印刷にとって何より重要なメリットですね。
最新のCTPと輪転機を活かした今後の展開は?
富塚取締役
今後取り組んでいくべきテーマは、大きく二つあると考えています。一つは、生産システムの効率化。いま、築地工場では60以上もの媒体を印刷していますが、これだけの多品種の印刷を、限られたスペースでいかに効率よくこなすか、ということです。そしてもう一つは、品質の追求です。最近はカラー面も増え、要求される品質も高まる一方ですから、つねに高品質の紙面を提供できなければ、生き残っていけないでしょう。こうした効率化・高品質化の取り組みの中で、HN-NVの「印刷機への装着性の良さ」「再現のシャープさ」「刷版トラブルの少なさ」といった特長と、新輪転機の先進的な機構は、いずれも欠かせないものであり、実際、すでに大きな相乗効果が表われています。最終的には、プリコン搭載輪転機を4セット体制に増強するとともに、HN-NVの採用台数もさらに拡大し、当社の強みとして活かしていきたいですね。


