交友印刷株式会社
企業概要

昭和24年、影井敏之氏・藤崎勉氏の共同経営により創業。「互譲の精神」を理念に、当初から人材育成に力を注ぎ、徹底した経営のオープン化を図りながら、不惑の前進を続ける。謄写版からオフセットへ、写植を電算に、そしてDTPへと、つねに時代の最新技術を他社に先駆け採り入れながら業容を拡大。阪神大震災で壊滅的な打撃を受けるも、飛田社長を中心に全社員が心を合わせ、「人の和」と不屈の経営力でみごとな復活を遂げた。「人材の交友」として全国に広く知られ、その育成の取り組みに注目が集まる。
(2009年11月取材)
| 会社名 | 交友印刷株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 飛田二三哉 氏(代表取締役) |
| 創業 | 昭和24年12月 |
| 従業員数 | 60名 |
| 所在地 | 兵庫県神戸市中央区港島南町5丁目4-5 |
![[写真]飛田二三哉 氏](pack/images/index_img_02.jpg)
飛田二三哉 氏
代表取締役
![[写真]杉本浩康 氏](pack/images/index_img_03.jpg)
杉本浩康 氏
総務部 課長
![[写真]関本明己 氏](pack/images/index_img_04.jpg)
関本明己 氏
生産第一部
制作課課長
インタビュー
60年の社歴の中で、御社にとっての「人材育成」とは?
飛田社長
当社の「人材育成」の原点は、創業者である影井・藤崎両名の「社員を平等に愛する心」。その根底にあったのは「経営者が代わっても会社は永続的に発展していかなければならない」という熱い気持ちです。そんな意思を、縁あって私が引き継ぎ、次の世代へと伝えていくため、つねに人材育成には力を注いできましたが、平成7年の阪神大震災で決定的なダメージを受けた後、しばらく育成どころではなくなってしまったんですね。そんな中で社員が団結し立ち上がり、絶体絶命の窮地を乗り切れた。皆に心から感謝し、あらためて「企業は人なり」の思いを深め、復興時の“空白期間”を埋めたいという気持ちもあって、震災以降は、より積極的に人材育成に取り組み始めました。
「人材の交友印刷」と定評ある御社が、
世に数ある研修の中で、あえてLDP研修に注目した理由は?
飛田社長
他社のほとんどの研修が、技術的なことや営業能力に関する内容であったのに対し、LDPは「人そのもの」に焦点を当てています。技術や知識はもちろん大事なんですが、いくら能力が高くても、各自のモチベーションが低ければ技量を活かしきれませんし、他の社員に「いい影響」を与えることもできません。LDPが「自己の変革を促す研修」だと説明を受けたとき「これは絶対に役立つ」と直感しました。
実際にLDP研修を受けてみて、どんな変化があったのか?
杉本課長
いままでいろんな研修に参加させていただきましたが、こんなに内容の濃いものは初めてでした。まず、講義に重みがある。歴史上の人物のエピソードなどを交えた、心に響くものばかりなんです。それから最大の収穫は、短所も長所も含め、じっくりと自己と向き合え、多くの気づきがあったこと。社員のアンケートによって、部下や上司の目に自分がどう映っているのかを知って、かなりショックでした。でも不思議と腹が立ちません。決して悪口ではなく真剣に温かく見ていてくれての厳しい指摘なんです。いいところはいい、悪いところは悪いと。自然に「ありがとう」という気持ちが沸き上がってきました。
関本課長
私もまったく同じです。「いつも感謝を忘れていたなあ」ということに気づかされました。普段、他人に言われて「そんなことはない」と反撥していることも、きちんとした場で、客観的な数値やグラフで示されると、すっと入ってくるんですね。素直に「改善しなければ」という気持ちになる。3日間の研修が終了し会社に戻ると、自分がやらなければいけないことが少しずつ見えてきました。自分が動かなければ他人も動かない。一人ひとりが動かなければ会社も動かない。そんな意識が実感として生まれてきたのが、我れながら嬉しかったです。
飛田社長
参加者が「ありがとうございました」と礼を言いに来た表情を見て「しめた!」と思いました。目の輝きが違ってましたから。私自身が受講したかったですよ、若いときに(笑)。今回の6名の人選でも、もっと上の部長や幹部クラスを対象にしようか、最後まで迷いました。結局、将来会社を支えていく若い世代にまずは受けさせてみようということにしたのですが、正解でしたね。受講後の彼らの動きを見ていると、いろいろな場面で研修の成果が感じ取れます。「経営者が代わっても変わらぬ発展」を続けていくために、私自身の退陣計画もオープンにしながら、今後も粘り強く、当社の未来を託せる熱い人材を育てていきたいと思っています。


