株式会社ウエマツ
企業概要
「枚葉機16台107胴」の圧倒的な印刷設備と24時間の稼働体制で、受託専業の印刷会社として全国トップクラスの生産力を誇る。2004年より、ワークフローのデジタル化、CMSの構築を推進。現在はすべての印刷機に分光測色器・濃度計を設置し、徹底した色調管理を行なっている。2008年初め、生産効率化の一環として『PRIMOJET SOFT-G』を導入し、自社内での「プロファイルを適用したプルーフ出力」を実現。色見本の受け渡しをプルーフに置き換えることで、いっそうの納期短縮・品質精度アップを目指している。
(2008年5月取材)
| 会社名 | 株式会社ウエマツ |
|---|---|
| 代表者 | 福田浩志 氏(代表取締役社長) |
| 創業 | 昭和33年3月 |
| 従業員数 | 174名 |
| 所在地 | 東京都豊島区長崎3-2-19 |
![[写真]福田浩志 氏](pack/images/index_img_02.jpg)
福田浩志 氏
代表取締役社長
![[写真]清水利博 氏](pack/images/index_img_03.jpg)
清水利博 氏
取締役
製造本部長兼
本社工場長
インタビュー
PRIMOJET SOFT-G導入のねらいは?
福田社長
受託印刷専業である当社は、お客さまからいただいた原稿を色見本として印刷するので、通常、社内でプルーフを出すことがありません。しかし、通信を利用したデータ入稿が増えている中で、原稿だけが紙のやり取りというのでは、通信のメリットも薄れてしまいます。そこで、プロファイル運用のできる高精度なプルーファーを社内に置き、「お客さまと同じ色のプルーフを出せる環境」を整えることで、原稿の運搬にかかわる時間や労力を削減できないかと考えたのです。お客さまの印刷機の再現色を「基準のプロファイル」としていただき、それを適用したプルーフを当社で出力することができれば、色見本をいただく必要がなくなり、入稿から印刷まで、データのみのやり取りで完結できる。通信のメリットも最大限に活かせるわけです。
清水本部長
2004年からCMSの構築に着手し、「印刷機の安定化」「色合わせの効率化」を図っていたので、これをベースに、今回は工程変革の新たなステップとして“原稿レス”のフローを目指しました。
具体的にはどのようなCMSを?
福田社長
一般的には、一つの基準色をターゲットとして、プリプレスから印刷までの再現色を統一していくケースが多いかと思いますが、当社では、ターゲットとする原稿の色が多種多様なので、印刷機ごとの特性はそのまま活かす形でそれぞれ基準濃度を設定し、印刷中は自動測色器でチェックしながら各機の基準値を保つという方法を採っています。
清水本部長
印刷機を安定させたうえで、CTP側では、各印刷機の特性に合わせたドットゲインカーブで出力する。これによって、刷り出しから目標に近い色を出すことができ、さまざまな原稿に、素早く高精度に色を合わせることが可能になっています。


PRIMOJET SOFT-Gを選んだ決め手は?
福田社長
当社が目指しているプルーフの運用形態では、お客さまとプルーファーの機種が揃っていることが理想です。したがって、プロファイル運用が可能なプルーファーで、できるだけ多くの印刷会社に導入されている機種を、ということで、PRIMOJETを選びました。お取引いただいているほとんどの大手・中堅の印刷会社様で使われており、まさに“インクジェットプルーフの標準機”ですね。そのPRIMOJETシリーズの中で、より高精度なカラーマッチングが行なえ、多種類のプロファイルの運用に適した『PRIMOJET SOFT-G』が、当社のニーズにぴったりだったということです。
清水本部長
機能面で言えば、プリンターに分光光度計が内蔵され、色再現の補正を自動で行なってくれる点も大きな魅力ですね。最終的には目視で調整しなければならない他のDDCPに比べ、高精度な色補正が行なえます。また、文字や細線も高解像度でシャープに再現できるので、とても信頼できます。
今後の展開は?
福田社長
私どもが『PRIMOJET SOFT-G』で目指している“原稿レス”のフローは、印刷会社と出版社との間で、すでに実施されているところもあり、当社でもこれから徐々に事例が増えていくと考えています。今後、既存のお客さまとの関係強化、新規のお客さまへの提案の一つとしても活用し、ビジネスの拡大につなげていきたいですね。そのためにも、PRIMOJETが印刷業界でさらに広まってくれることを期待しています。


