ページの先頭です
ページ内移動用のリンクです
サイト内共通メニューへ移動します
本文へ移動します


ここからサイト内共通メニューです
サイト内共通メニューをスキップしてサイトの現在地表示へ移動します

サイトの現在地を表示します
サイトの現在地表示をスキップして本文へ移動します


お知らせ

 

下記内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(サービスの変更、組織変更など)がありますのでご了承ください。

JAGAT主催「ワークフロー・イノベーション・セミナー」で今後のワークフローのあり方を提示

2014年10月10日

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社

[画像]

去る8月26日、FFGS本社ホールにおいて、日本印刷技術協会(JAGAT)主催、FFGS・アドビシステムズ共催により『ワークフロー・イノベーション・セミナー』を開催、約200名のお客さまが参加されました。

セミナーは計3セッションで構成し、ワークフロー変革の取り組み事例や、最新のワークフローシステムとそれを支えるRIPテクノロジーなどについて紹介。ユーザー・メーカー双方の立場から、今後のワークフローのあり方についての提言を行ないました。


[画像]

[画像]

第1部のトークセッションでは、「新たな価値を創るためのワークフロー再構築」をテーマに(公社)日本印刷技術協会の専務理事・相馬謙一氏が講演。現在のワークフローの動向や課題について整理したうえで、先進的なワークフロー戦略として、独自のWeb to Printシステムにより顧客に高い付加価値を提供している米国印刷会社4社の事例を紹介。「顧客企業の各店舗がそれぞれ販促用印刷物を発注できるポータルサイトを構築・提供」「バリアブル印刷を組み合わせて社員表彰用One to Oneギフトカタログの制作を効率化」といったビジネス戦略を例示しました。今後目指すべき方向性として、相馬氏は、「印刷会社はコミュニケーション支援企業として、“コストダウン提案”から“売上アップ提案”へと戦略の方向性を進化させるべき。顧客の課題を分析・抽出し、その解決策を提供することが、自社の収益を上げる継続的ビジネスへとつながる」と結びました。

続いて、第2部の「パネルセッション1」では、ソーシャルエージェント(株)の代表取締役CEO・鹿島功敬氏がモデレーターを務め、ワークフロー変革の取り組みを進める錦明印刷(株)の常務取締役・黒岩信司氏と(株)若草印刷の制作部課長・堀口亮氏がパネラーとして登壇、それぞれ自社のワークフロー改革の経緯や成果について紹介しました。

第3部の「パネルセッション2」では、アドビシステムズ社のシニアプロダクトマネージャー・Mark Lewiecki氏が、Adobe PDF Print Engine 3およびMercury RIPアーキテクチャの優位性について説明した後、FFGS執行役員技術本部副本部長・中森真司より、最新のワークフローシステム『XMF V6』および『XMF Remote R10』がもたらす具体的なメリットについて紹介しました。


■ パネルセッションの概要

[パネルセッション1]
テーマ:ワークフロー変革による成功の舞台裏

●錦明印刷(株) 常務取締役 黒岩信司氏

[画像]

今年で創業98年を迎える当社のワークフローの変遷は、大きく3段階に分けられる。第一に、デジタル化以前の段階では、物理的な生産方法の変革により効率化を追求していた。第2段階、デジタル化以後は、主にプリプレス工程が大きく変化する。電算写植機による組版のデジタル化に始まり、イメージセッター、CTP、デジタル印刷などの「デジタル出力機」の導入とともにフロントシステムも進化していった。

第3段階は、IT化が始まってから現在に至るまでの約10年。お客さまや、さらにその先のお客さまを巻き込んだ変化が起きており、生産方法・生産工程、情報の流れが大きく変わってきた。具体的には、お客さまの業務改善に貢献するシステムの提供。これは、2005年、従業員1万人規模のお客さまから、名刺制作に関する相談をいただいたのがきっかけだった。それまで総務部門でまとめて行なっていた名刺の発注を、社員一人ひとりが個別にできるようにしたい、という要望を受け、Web上で簡単に名刺を発注できるシステムを構築した。

現在当社では、受発注・入出稿・校正など、ITを用いたソリューションを、お客さまの要望に応じて40種類ほど提供している。既成のシステムをそのまま提供するケースもあれば、既成システムをカスタマイズして提供、あるいは当社でオリジナルのシステムを開発して提供することもある。システムの活用範囲も、当社とお客さまの間だけでなく、その先のお客さままで含めたBtoBtoBあるいはBtoBtoCの形態もある。

システムの提供による効果としては、入出稿の省力化、お客さまの発注業務の効率化、お客さまとその先のお客さまとの業務改善などが挙げられる。

お客さまに提供するシステムは、当社へのインプット(入稿)までと、製品が完成してからのアウトプット以降の仕組みである。「お客さまの課題を解決する仕組み」と「自社内の生産」は分けて考えている。そんな事情もあり、自社内のワークフローにはまだ課題が残っている。

社内では、10年ほど前から、JDF運用を意識した設備導入を進めている。お客さまとの間でWeb受発注システムを構築しても、自社内の生産が自動化されていないとメリットが半減してしまう。そこで、昨年後半から、デジタル印刷・加工部門を中心に、一部でJDFによる自動生産フローの運用を開始した。

まずは、アナログ時代と同様に生産工程・生産方法をあらためて見直して、無駄な部分を削ぎ落とすという作業を行ない、それができて初めて自動化が進められる、というのが実感である。最終的には、物づくりだけでなく「在庫・セット・梱包・発送まで含めた最適化」を目指している。


●(株)若草印刷 制作部課長 堀口 亮氏

[画像]

現在、ワークフローシステムとして『XMF Complete』を2台、『XMF Remote』を1台設置。さらにASSファイルデータベースシステムも一式導入している。CTPは『Luxel PLATESETTER T-9800HD S』が1台。デジタルプレスは、『富士ゼロックス Color 1000 Press』と、ワイドフォーマットの『LuxelJet』がそれぞれ1台。オフセット印刷機は、輪転機4台、UV枚葉機1台という設備内容になっている。

XMF導入前は、CTP出力用、インクジェットプルーフ用、カンプ出力用と、RIPを計3台持っていた。すなわち出力機ごとに1台ずつRIPをつけている状態だった。当初はこのフローで充分な生産性が確保されていたが、最近では、透明効果などのデザイン処理を多用するようになったことから、DTPデータが重くなってきた。そのため、処理に時間がかかるようになり、エラーの件数が増えるなど、安定性の面でも問題が出てきた。加えて、以下のような課題が出てきた。

  • 各ジョブごとに、検版・校正用にカンプを出力する必要があり、カンプコストが大きい。
  • RIPや面付けソフトなど、複数のメーカーのシステムが混在しているため、管理が煩雑で、作業が属人化。
  • データ受け渡しや校正のやり取りにおける営業の移動負荷が大きい。

これらの課題や、DTPアプリケーションの進化など、制作環境の変化も踏まえ、ワークフローシステムの更新を検討。その結果、RIP内面付け、オンライン校正、社内MISとの連携などの要件を満たすシステムとして選んだのがXMFだった。

XMF導入により、RIPを1台に集約することができた。当初は、本当に1台でこなし切れるか、不安もあったが、実際には、従来以上に処理スピードが上がっている。また、Adobe PDF Print Engine(APPE)により、PDFのネイティブ処理が可能になり、以前見られた「ドロップシャドウの欠落」などのトラブルもなく、出力の安定性が格段に高まった。さらに、『XMF Remote』によって、Webを利用したデータ受け渡しやデジタル検版なども可能になっている。主な導入効果としては、以下の点が挙げられる。

  • データ処理の安定性が高まり、生産性も大幅に向上。
  • RIPの一本化が実現し、面付け・大貼りもRIP内で行なえ、テンプレート化も可能になったことで、作業の効率化・標準化が図れた。
  • デジタル検版機能により、画面上でRIP済みデータの確認が可能になり、カンプ出力の枚数・コストが約30%削減。
  • 『XMF Remote』により、顧客との校正のやり取りをWeb上で行なうことで、営業の移動負荷を軽減。

このほか、実際の運用の中で、とくに『XMF Remote』のメリットとして実感しているのは、ページものの進捗状況が非常に把握しやすいということ。お客さまからも、「どのページを誰が担当していて、確認済みなのか未確認なのか、状況が一目でわかるのでありがたい」と評価をいただいている。

また、つねにRIP済みの結果が画面上で確認できるというのは、印刷会社が活用するうえで大きなメリットだと思う。

今後は、生産工程のさらなる効率化を目指し、「DTP環境の最新アプリケーションへの統一」「オンライン校正の活用範囲拡大」「社内MISとXMFとの連携」などを進めていこうと考えている。


[パネルセッション2]
テーマ:加速する顧客ビジネスとどう向き合うか

●アドビシステムズ社 シニアプロダクトマネージャー Mark Lewiecki氏

[画像]

Adobe PDF Print Engine(APPE)は、PDFワークフローの中核的な技術として急速に進化しながら普及が進んでおり、今日、10万台以上のシステムが世界の商用環境で使われている。複雑なグラフィック処理、たとえば透明効果、ドロップシャドウ、スポットカラー、スムーズなシェードなどを使用したデータを、最速のスピードで処理できることが、我々の検証でも確かめられている。

APPEには、Adobeのほかのアプリケーション、PhotoshopやIllustrator、InDesign、Acrobatなどと共通のPDF技術が使われている。一貫したPDF技術をワークフロー全体で使うことによって、デザイナーのみなさまが期待する通りの出力結果を得ることが可能になる。プリプレスにおいても、最終出力の直前に修正を加えるといった対応も柔軟に行なえるようになる。

APPEを初めて発表したのは2006年のIPEXであった。その2年後、drupa2008で発表したバージョン2では、デジタルプレス出力をサポート。2010年リリースのバージョン2.5では、PDF/VTによるバリアブルデータ出力に対応した。

昨年9月のPRINT'13において、バージョン3を発表。ここで初めてMercury RIPアーキテクチャを採用した。翌月には日本でAPPE3をリリース。富士フイルムの『XMF V6』は、APPE3をベースとして開発されており、世界で初めてMercury RIPアーキテクチャに対応した製品でもある。

APPE3は、前バージョンに比べ処理スピードが向上しているのはもちろん、PDF/VT-2sをサポートしていることも大きな特長である。PostScript、AFPフォーマットは、ストリーミングが可能である(一つのジョブのRIP処理が終わらないうちに、次のジョブの処理を始めることができる)が、PDFの場合、これまでは、すべてのページを一度メモリに読み込んでからRIP処理を始めなければならなかった。しかし、PDF/VT-2sという新しい規格によって、この制約が解消された。

APPE3では、大容量のバリアブルジョブを、より小さいファイルに分割し、ストリーミングという形でRIP側に流すことが可能になっている。たとえば、10万ページ分のジョブを、100ページずつの1,000ファイルに分けて送るということができる。これにより、最初のファイルが送られた時点ですぐにRIP処理が始まるため、1ページ目の出力がより速くスタートする。

APPE3に採用されているMercury RIPアーキテクチャは、APPE内で同時に動いている複数のインスタンスを管理することが可能である。これにより、最速の出力スピードを持つデジタルプレスにも対応できる。最近のCPUは複数のプロセサーコアを持っているが、Mercury RIPアーキテクチャでは、これら複数のコアを最大限に活用することが可能になっている。

Mercury RIPアーキテクチャは、PDF/VTのサポートや複数ページの並行処理などにより、非常にハイボリュームのデジタルプレス出力をサポート。さらに、複数のプロセサー間での負荷分散もでき、APPEにおけるインスタンスの割り当てを動的に調整することも可能である。複数のデジタルプレスへの出力も同時に処理できるよう設計されている。より生産性の高いデジタルプレスが登場した場合、それに合わせてMercury RIPアーキテクチャを拡張していくこともできる。

APPE3により、効率的なバリアブル出力が実現すると、パーソナライズされた印刷物で、消費者に身近なコンテンツを配信することが可能になり、その結果、顧客企業においては、レスポンス率アップ、売上増大というメリットが得られる。また、コンテンツをパーソナライズすることで、カタログやパンフレットのボリュームも最適化でき、印刷物の製造・発送コストの削減も図ることができる。印刷物の費用対効果の向上は、顧客企業の経営面で非常に重要なメリットになる。

また、印刷会社においては、PDF/VTフォーマットによって、バリアブル出力のジョブを、ほかのジョブと共通のPDFワークフローで処理することが可能になり、生産工程の最適化も図ることができる。


●富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株) 執行役員技術本部副本部長 中森 真司

[画像]

富士フイルムのワークフローシステム『XMF』がもたらす具体的な変革効果について、ここでは、「FACTORY INNOVATION」と「COMMUNICATION INNOVATION」という2つの観点から紹介する。

従来のワークフローシステムは、RIPと面付けソフト、プレフライトソフト、検版ソフト、CMSなどを組み合わせて構築する“アプリケーション分散型”であったが、ソフトウェアが属人化しやすく、オペレーターによって異なる設定で作業を進めてしまうケースもあり、仕事量に対して動的な対応がとりにくいという課題がある。また、ソフトウェアのバージョンアップなどの管理負担、ソフト同士の連携がとれないためにムダな作業が発生するなどのデメリットもある。

これに対し、『XMF』は“センター集中型ワークフローシステム”であるため、サーバ上にあるワークフローソフトの中に必要な機能がすべて含まれており、オペレーターはネットワーク経由でアクセスしてその機能を使用する。この仕組みでは、作業環境の各種設定は一元管理され、それを全員で共有する形になる。全機能をフル装備した『XMF Complete』では、標準構成で最大10人が接続して同時に面付け作業を行なうことができ、非常にフレキシブルな運用が可能である。また、Webポータルシステム『XMF Remote』と連携すれば、社内での進捗状況の共有や、クライアント向けのオンラインサービスの提供も可能になる。

  • FACTORY INNOVATION

センター集中型ワークフローシステムには、MISや生産管理システムとの連動性、最新のDTPアプリケーションへの対応、最新のデジタルプレス・ポストプレスへの対応、そして大規模処理能力、システムの冗長性などが求められるが、『XMF』はこれらの要件を高いレベルで満たし、生産現場に大きな変革効果をもたらす。

とりわけ、日々進化する制作環境や、小ロット・多品種化によるジョブ数の増大、RIPの多機能化による演算量の増加、高速デジタルプレスによるバリアブル印刷などに対しては、Adobe PDF Print Engine 3(APPE3)、および、『XMF』が世界で初めて採用した「Mercury RIPアーキテクチャ」が圧倒的な処理能力を発揮する。

Mercury RIPアーキテクチャの最大の特長は、処理速度自体の高速化に加え、ジョブの並行処理を可能にしたことにある。コンピュータの使用可能なシステムリソースを最大限に活用し、複数ページあるいは複数ジョブを同時に演算することで、処理効率を大幅に向上させている。

『XMF V6』では、Mercury RIPアーキテクチャの並行処理機能を活かしながら、ジョブの優先順位を設定する機能を新たに盛り込んだ。これにより、たとえば顧客から『XMF Remote』経由で要求されるプレビュー表示を最優先処理するなど、あらかじめ設定された優先度に応じてジョブを並行処理し、リソースを使い切ることができる。こうした機能アップにより、『XMF V6』では、従来比4倍以上、条件によっては約10倍の処理能力を実現している。

もう一つ、『XMF V6』で大きく進化したのは、冗長性である。たとえば『XMF Complete』と『XMF Remote』をそれぞれ独立したPCで運用中、片方のPCにハードウエア障害が生じた場合でも、正常なPCを使用して、障害発生直前の状態から稼働を継続することが可能。万全のバックアップ体制で、制作現場に安心感を提供する。

  • COMMUNICATION INNOVATION

『XMF』は、「社内外を含めたコミュニケーション環境の改善」にも効果を発揮する。その核となるのが、進捗確認や校正などのやり取りをオンラインで行なえる『XMF Remote』である。

設計上もっとも重視しているのは、「誰もが直感的に使えること」。クライアントへのサービス提供時の使い勝手も考慮し、GUIは操作性を徹底追求。さらに、HTML5対応によって、セキュリティ上Javaの使用できない環境でも運用が可能になった。

提供する機能としては、「Webによるオンライン入稿・校正・承認」が基本。オンライン入稿は、現状、FTPやメールなど、さまざまな方法が使われているが、入稿されたデータを管理するのに手間がかかってしまう。その点、『XMF Remote』は、入稿者が、ジョブを指定、あるいはページ物であれば該当するページのスロットを指定してデータをアップロードすることができるため、印刷会社側では手間をかけずとも、自動的に整理された状態で入稿されることになる。

オンライン校正では、多段階承認機能を備えているのが大きな特長。とくに日本の印刷会社では、社内で制作を行ない、クライアントチェックの前に内校のやり取りが発生するケースが多いので、この機能は重要だと考えている。校正や検版をiPad上で行なえることも、ユーザーから好評を得ているポイントである。

コミュニケーションの改善には、進捗管理機能が非常に重要な役割を果たす。印刷会社内で『XMF Remote』を活用することにより、部門ごとの作業の進捗が見える化できる。ジョブ単位だけでなく、ページ単位でも承認の状況が把握可能。これにより、いままでブラックボックスだった部門内での作業を全社で共有することが可能になり、ジョブの滞留防止に大きく寄与する。

『XMF Remote』の導入は全国に広まっているが、ある印刷会社では、クライアント280社、登録アカウント1,000以上、月間3,000ジョブ以上という規模で運用されており、ビジネス展開上の強固なインフラになっている。

『XMF』は、高度な自動化によりルーチン作業を軽減して「考える時間」を創り出し、多彩なリモート機能で「人と人との垣根」を取り払い、ミスやロスの追放によって「社員が仕事に誇りと自信を持つこと」を可能にする。FACTORY INNOVATION 、COMMUNICATION INNOVATIONの2つの変革をもたらし、「社員・現場・会社を強くする」ワークフローシステムである。


本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社
  • 広報宣伝部
  • TEL :03-6419-0380
  • FAX :03-6419-9896
ここからフッターです

ページの終わりです
ページの先頭へ戻る