ページの先頭です
ページ内移動用のリンクです
サイト内共通メニューへ移動します
本文へ移動します


ここからサイト内共通メニューです
サイト内共通メニューをスキップしてサイトの現在地表示へ移動します

サイトの現在地を表示します
サイトの現在地表示をスキップして本文へ移動します


お知らせ

 

下記内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(サービスの変更、組織変更など)がありますのでご了承ください。

南アフリカにおける富士フイルムのグラフィック事業展開

Kemtek社、Ferrostaal社との連携で市場拡大目指す
「明確な省資源効果」を武器にCTP版200万m2のシェア獲得へ

2014年11月28日

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社

アフリカ大陸の最南端に位置する南アフリカ共和国は、人口5千万人のイギリス連邦加盟国で、金やダイヤモンドなどを産出する世界有数の鉱物資源国として知られている。アフリカ最大の経済大国でもあり、2013年のGDPは32兆円で経済成長率2%台になる。

今年5月にFUJIFILM South Africa (Pty) Ltd.(以下、富士フイルムサウスアフリカ)とCTP版の特約契約を締結したKemtek Imaging Systems Holdings Ltd.(以下、ケムテック社)は、南アフリカの出版・商業印刷分野で50%の販売シェアを持つ従業員180名の印刷資機材総合商社だ。1988年の創業以来、印刷にかかわるさまざまな分野で、南アフリカ国内はもとより周辺国にもビジネスを拡大してきた。同社の取り扱い機器には、日本のメーカーの製品も含まれ、自社で技術サポート体制を構築して販売からアフターサービスまでを行なっている。

ケムテック社は従来、商業印刷分野では欧州メーカーのCTP版を販売してきたが、この分野でのさらなる成長を望む同社は、今回、印刷性能と環境性能を高いレベルで両立している富士フイルムのサーマルおよびフォトポリマーのCTPシステムの取り扱いを開始することで、富士フイルムサウスアフリカとの合意に至った。富士フイルムはこれまで、南アフリカとその周辺国におけるCTPシステムの販売を、Ferrostaal Equipment Solutions (Pty) Ltd.(フェロスタール社)とともに行なってきたが、今後はケムテック社を加えた3社で展開し、富士フイルム南アフリカでは、グラフィック事業において売上高12億円を目指している。

富士フイルムのアフリカにおけるグラフィック事業は、富士フイルムサウスアフリカと富士フイルムヨーロッパの連携で進めており、富士フイルムヨーロッパは、営業サポートとともに技術部門のサポートも行なう。ケムテック社にとって、こうした営業・技術両面をカバーする万全のサポート体制が、契約の大きな決め手となった。富士フイルムが日本で育んだ手厚いディーラーサポートは、ケムテック社の経営陣にとって、欧州メーカーにはない待遇と感じられたようだ。新興国においても、日本流のビジネスに大きなチャンスがあるということだ。

ケムテック社では、5月に締結した販売契約に従い、10月1日から富士フイルムのCTPシステムの市場導入を開始した。同社は大規模な流通倉庫を有しており、すでに富士フイルムのCTP版材の充分なストックが確保されている。また、低補充でかつ長期安定処理が可能な『ZACシステム』(日本名ECONEXIIシステム)や、廃液削減装置『XRシリーズ』の市場導入体制も万全だ。

  • 明確な省資源効果で評価の高い富士フイルムのCTPシステム

南アフリカ共和国をはじめアフリカ各国は、動植物保護への取り組みに力を入れており、環境に対する問題意識は非常に高くなっている。とりわけ南アフリカでは、経済活動の発展と環境保護をいかに両立させるかが、重要な課題になっている。こうした環境意識の高さは、印刷会社の経営姿勢にも表われており、たとえば、現像液の廃液回収コストは約200円/リットルと日本に比べ高額だが、各印刷会社とも廃液削減への取り組みにはきわめて積極的で、完全無処理CTPの導入を視野に入れている会社も少なくない。

このように、環境性にシビアな目を持つアフリカの印刷市場に対し、富士フイルムのCTPシステムは、優れた品質や生産性を維持しながら明確な環境効果を提供できることが強みになっている。富士フイルムは、“持続可能な発展”に向けた環境方針として「富士フイルムグループ グリーン・ポリシー」を掲げ、すべての企業活動において「高い環境品質」を追求。印刷関連製品の開発においてもその思想を貫き、生産工程全体の省資源化に貢献している。具体的には、「用紙やインキの使用量削減」「生産工数の削減、時間短縮」「電気やガスの使用量削減」「排出物の削減」「水使用量の削減」などの効果を提供する。『ZACシステム』や完全無処理プレート『Brillia HD PRO-T3』(日本名XZ-R)などのCTPシステムがワールドワイドで評価されている大きな理由は、こうした省資源効果が確実に得られることにある。これらは、環境保全のみならず、「コスト削減」「収益アップ」にも直結する要素であり、経営面できわめて重要なメリットだ。

実際に富士フイルムのCTPシステムを導入した印刷会社からも、効果に対する「実感」の声が聞かれる。10月に欧州メーカーや北米メーカーのサーマルCTPシステムを富士フイルムのシステムに変更した南アフリカのユーザーは、わずか1週間のランニングで、早くも圧倒的な廃液量削減を実現し、「いままでにない補充量・廃液量の削減効果」に驚きを覚えたという。これは、日本でも『ECONEXIIシステム』の大きなメリットとして高く評価されている部分だ。

  • 現像タイプと完全無処理の2方式で省資源化に貢献

富士フイルムのCTPソリューションは、現在主流となっている高品質なアルカリ現像システムと、現像廃液をゼロ化できる完全無処理CTPという2つの方式で、幅広い省資源ニーズに応えている。

アルカリ現像タイプは、サーマル/フォトポリマープレートおよびプレートセッター、プレートプロセサー、現像廃液削減装置などの組み合わせにより、「高品質・高生産性」と「低環境負荷」の両立を実現する。

サーマルプレートでは、現像液中での感光層の拡散性を高めるRDD(高速分散現像)技術を投入することで、補充液の高濃度化を可能にし、高精度な補充機構を採用したサーマルプレートプロセサーとの組み合わせで、大幅な廃液削減を実現している。

プロセサーは、補充液・水洗水・廃液が少ないという特長を持ち、さらに、「電導度補充システム」と「SDC(安定分散制御)技術」の相乗効果により、処理液の交換サイクルを従来の約2倍(6か月または30,000m2ごと)までロングライフ化している。処理の安定性にも優れ、印刷時の汚れや着肉不良など、現像に起因するトラブルの防止にも貢献する。さらに、日本でも広く導入が進んでいる廃液削減装置を組み合わせて運用することにより、最終的な産廃としての現像廃液は従来の8分の1にまで削減することが可能。安定した現像品質と同時に、まさに“驚きの環境負荷削減効果”が得られるのだ。

一方、究極の環境対応CTPとして南アフリカ市場でも期待を集めているのが、完全無処理CTPである。富士フイルムの無処理プレートは、現像処理を刷り出し時に行なう機上現像方式を採用。このタイプは、アルミの砂目の特性を活かして「汚れにくさ」を追求できるというメリットがある。『Brillia HD PRO-T3』(XZ-R)は、富士フイルム独自の「MGV砂目」によって優れた保水性を持たせ、より少ない水量での印刷を可能にした。このため、インキの乳化が抑えられ、汚れも発生しにくい。アルカリ現像タイプのCTPプレートと共通の砂目を採用することによって、その優れた機能が無処理プレートでも同様に実現しているのだ。また、最適化した高速重合反応技術により、現像タイプと同等の高感度化を達成し、高速プレートセッターの露光スピードを最大限に活かすことが可能。加えて、独自開発の「FPD(細粒分散)技術」および「RSS(高速安定画像形成)技術」を組み合わせることで、印刷条件に左右されない、優れたロバストネスを実現し、素早い印刷開始を可能にしている。

富士フイルムの無処理プレートは、「省資源」の観点から見ると、現像工程がなくなることで「資材」や「エネルギー」の使用量が大幅に減少し、「廃液」の排出もゼロになるという、全方位的なメリットをもたらす。また、環境性・経済性だけでなく、品質や刷りやすさにも優れるため、さまざまな管理負荷が軽減される分、本来の作業に集中できるというオペレーターの心理面のメリットも大きい。

富士フイルムでは、環境性と実用性に配慮した製品設計により、印刷物製作工程の省資源化を強力に推進している。日本国内で確立した環境対応技術を海外の印刷市場にも広め、各国の環境保全への取り組みに貢献していくことは、富士フイルムの企業ポリシーにも合致する重要な使命。今後も、富士フイルムは、さらなる環境負荷削減、そして循環型社会の構築を見据え、明確な効果が得られる環境対応ソリューションを提供し続けることで、世界の印刷業界の発展に貢献していく。

ここからフッターです

ページの終わりです
ページの先頭へ戻る