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お知らせ

 

下記内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(サービスの変更、組織変更など)がありますのでご了承ください。

『JANPS2015 新聞製作技術展』 出展レポート

国内初、新聞用完全無処理プレート『SUPERIA ZN』が注目の的に

2015年8月25日

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(以下FFGS)は、7月22日~24日の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された『JANPS2015 新聞製作技術展』(以下JANPS2015)に出展しました。多数のご来場、誠にありがとうございました。

3年ぶりの開催となったJANPS2015は、出展社数49社、3日間の来場者数は11,328名。FFGSブースも、各日とも多くのお客さまにご来場いただき、盛況の内に終了しました。

今回の目玉は、国内初となる新聞用完全無処理CTPプレート『SUPERIA ZN』。プレートや紙面サンプルなどを展示し、生産工程にもたらされる省資源効果、有処理CTPプレート『SUPERIA HN-NV』(以下『HN-NV』)同等の優れた印刷性能などを、導入事例とともに紹介し、大きな反響をいただきました。

ほかにも“新聞向けSUPERIA”の一翼を担っている有処理CTPシステム、新聞用サーマルネガプレート『HN-NV』、また、『XMF』『XMF Remote』を核とした紙面入稿システム(朝日プリンテックと共同で実演)や磁気テープを活用したデータアーカイブソリューション『d:ternity』(ディターニティ)などを展示。新聞製作の効率化に貢献する実戦的なソリューションに注目が集まりました。

また、会期初日の7月22日には、ホール内の主催者ゾーンにおいて、セミナーも開催。『SUPERIA ZN』の「3つの新技術」「無処理化による具体的な省資源効果」「導入事例」を詳しくご紹介しました。定員100名の会場が満席になるほどの盛況で、画期的な新聞用無処理プレートへの関心の高さがうかがえました。

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■展示ブース

何と言っても注目を集めたのは、会期前日にプレス発表した国内初・新聞用完全無処理CTPプレート『SUPERIA ZN』。プレゼンテーションでは、新聞印刷に求められる「優れた耐刷性・安定性」と、「省材料」「省工数」「省エネルギー」「省排出」「省ウォーター」の5つの省資源効果、これらを実現する富士フイルムの最新技術を解説したほか、お客さま事例として、読売新聞社様、中日新聞社様のインタビューをご紹介しました。

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『SUPERIA ZN』とともに新聞向け『SUPERIA』の一翼を担う『有処理サーマルCTPシステム』では、サーマルCTPプレート『HN-NV』をはじめ、「6か月または1万8,000m2」という超ロングライフ化を実現した自動現像機『SUPERIA XP-1310 NEWS』、既存プロセサーのロングライフ化が可能になる『SUPERIA LL-6KIT』、現像廃液を5分の1にまで濃縮できる『SUPERIA XRシリーズ』など、最新のシステム構成と歴然とした省資源効果について、プレゼンテーションやパネルなどでご紹介しました。

また『紙面入稿システム』としては、ワークフローシステム『XMF』を核にした効率的な新聞紙面製作を実演し注目を集めました。株式会社朝日プリンテック様のブースで撮影したお客さまの写真を、FFGSブースのオンラインテンプレートパブリッシング『iAutolay Magic』でレイアウトし、『XMF Remote』にアップロードして校正・承認、カラーPOD機『富士ゼロックス Versant™ 2100 Press』でパンフレットやクリアフォルダに出力する、という一連の流れを体験していただきました。

さらに、データ管理の課題に対する新たな提案として、磁気テープを活用したデータアーカイブソリューション『d:ternity』(ディターニティ)をご紹介。大容量で長期保存性に優れるという磁気テープの優位性や、データ変換からアーカイブまで一貫サポートするソリューションとしての信頼性に、多くのお客さまから高い関心が寄せられました。

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■セミナー

会期初日の7月22日には、「ついに登場!国内初、新聞用完全無処理CTPプレート ~新聞社の最新ニーズに応える“究極の省資源ソリューション”~」と題して、『SUPERIA ZN』の技術解説を中心としたセミナーを開催。開発の背景、新採用の技術、刷りやすさ・汚れにくさなどのプレート性能、そして先行導入事例についてご説明しました。

<講演要旨>
ついに登場!国内初、新聞用完全無処理CTPプレート
~新聞社の最新ニーズに応える“究極の省資源ソリューション”~

吉田南工場 生産開発センター 研究担当部長 西川 博史

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ついに、新聞向けCTPプレートも「完全無処理」をみなさまのお手元に届けることができる状況になった。商品名は『SUPERIA ZN』。プレートの開発の歴史を振り返ると、「プレヒート」「プレ水洗」「合紙」など、工程や資材を減らしていく歩みだった。そして今回新しく発売する『SUPERIA ZN』では、自動現像機・廃液がなくなるという、大きな進化を遂げた。自動現像機がなくなることで、関連する周辺機器・資材がすべて不要になるので、5つの省資源「省材料」「省工数」「省エネルギー」「省排出」「省ウォーター」を実現できる。生産性の向上、トータルのコストダウン、環境対応、すべてを同時に可能にする、CTPプレートの一つの理想形だと考えている。

無処理プレートに関する開発は、十数年前からスタートしており、長い間、改良を続けてきた。商業印刷用の無処理プレートは現在、世界3,000社、国内約450社のお客さまにお使いいただいている。ワールドワイドでナンバーワンの完全無処理プレートだと自負している。

『SUPERIA ZN』の開発にあたっては、さまざまな環境の新聞社様に、商業印刷用の完全無処理プレートを使っていただいた。そこから、新聞用の完全無処理プレートをお使いいただくには何が必要かを導き出した。第一に「高耐刷化」、第二に「耐エッジ汚れ性の付与」、そして第三に刷り出しの安定性や、既存機器・資材への適応性も含めた「『HN-NV』同等の取り扱い性の付与」。この3点を実現するべく、開発部門、製造部門、販売部門が総力を結集して、『SUPERIA ZN』の商品化に取り組んだ。

富士フイルムの無処理プレートは、非画像部を刷り出しのインキとともに排出する機上現像方式を採用している。プレートをCTPセッターで露光後、印刷機上でインキと湿し水を供給すると、界面に水膜が形成される。非画像部では、湿し水が浸透し、感光層が分散する。これがインキのタックによってプレートから引きはがされ、ブランケットや紙面へと排出される。これが当社の機上現像の仕組みだが、新聞様にお使いいただくには、上述した3つの課題として挙げた「高耐刷化」、「耐エッジ汚れ性の付与」、「現行の『HN-NV』同等の取り扱い性の付与」に対応するための技術革新が必要だった。その3つの課題克服のため、『SUPERIA ZN』に採用した技術を説明する。

ベース技術は、『SUPERIA ZP』から継承した「FPD技術」と「RSS技術」。先ほどお話しした、非画像部を分散させることで機上現像を素早く確実に進める技術だ。ここに「高耐刷」や「エッジ汚れ対策」などのために、3つの新技術を盛り込んでいる。

まず、高耐刷化を実現する「HDN技術(Hyper Dimension Networking Technology)」。『SUPERIA ZN』はネガ型CTPプレートであり、CTPセッターでの露光により重合反応が起こり、画像部を形成する。高耐刷力を得るためには画像部の強度を上げる必要があったが、重合効率の向上に課題があった。そこで、『SUPERIA ZN』では、材料を一から見直し、あらためて、画像形成のための「ネットワーク化」に必要な成分だけに最適化することで、重合効率を従来の無処理版の3倍にまで高めることに成功。現在お使いいただいているCTPセッターでも、高い生産性と高い耐刷性を得ることが可能になった。

2つ目は、独自の砂目技術「MGZ技術(Multi Grain Z Technology)」。複数の波長からなる凹凸構造の砂目で保水性・密着性をアップした「MGV」砂目をベースに、それぞれの波を独立的に制御する富士フイルムの技術を究極まで進化させた。具体的には、「陽極酸化皮膜のナノオーダー構造制御技術」を用いて表層側のマイクロポア径だけを大きくする多段構造化により、CTPセッターの高速化に対応しながら、同時に耐刷性・耐汚れ性も向上させることが可能になった。

3つ目は、「SHC技術(Superfine Hydrophilic Coating Technology)」。エッジ汚れに対応するための親水化処理技術である。現行の有処理プレート『HN-NV』では、エッジ部を滑らかな曲面にし、このエッジ部にガムを塗布することで、親水化が図れ、エッジ汚れ防止効果を高めている。無処理プレートの場合、ガム処理がないので同じ効果を得ることが難しいと言われていたが、エッジ部分に親水性を付与することで、現行の有処理プレート『HN-NV』と同様、エッジ汚れの発生を抑えることが可能になった。

では、実際に『SUPERIA ZN』を使っていただいているお客さまの声を紹介する。

株式会社ミナト 読売新聞木場工場 工場次長 海宝様のお話

「今年の1月から運用を開始し、整面性、耐刷性、および耐エッジ汚れ性、すべてに満足している。当初は輪転機、インキ、湿し水への影響を心配していたが、FFGSと協働して検証実験を行ない、影響がないことを確認できた。実際に、半年間の稼働で問題は起きていない。

完全無処理プレートの導入で、自動現像機のメンテナンスが減り、現場の液交換作業がなくなったことが第一のメリットだ。その分、輪転機のメンテナンスに時間がかけられ、印刷紙面の品質を向上させることができた」

中日新聞印刷株式会社 辻町工場 印刷部 課長 戸松様のお話

「工場から排出される現像廃液をゼロにできないかとつねに考えていた。『SUPERIA ZN』の導入により、現像廃液がゼロになったのはもちろんのこと、自動現像機の清掃作業などを含むメンテナンス作業がなくなり、現場の負荷軽減が図れたほか、刷版室の省スペース化にもつながっており、大きなメリットを感じている」

『SUPERIA ZN』の特長をまとめると、以下の7点が挙げられる。

『HN-NV』同等の10万インプレッションを実現する「耐刷力」。新開発の超高速ラジカル重合技術により低い露光エネルギー量でも画像形成が可能となる「生産力」。『HN-NV』同等の汚れにくさを発揮する「耐汚れ力」。さまざまな資材に対応できる「安定力」。高精細印刷やFMスクリーンに対応する「再現力」。既設のCTPセッター、輪転機とも高い融合性を発揮する「適合力」。そして、『HN-NV』と同様に扱える「運用力」。

『SUPERIA ZN』は、これらのメリットを備えながら、露光後のアルカリ現像やガム処理を必要とせず、直接、輪転機にかけられる「完全無処理プレート」として、みなさまにお使いいただけるようになった。自動現像機を使わないことで「5つの省資源」を実現し、ひいては、みなさまの収益性アップに貢献できればと考えている。

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