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お知らせ

 

下記内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(サービスの変更、組織変更など)がありますのでご了承ください。

『Jet Press 720』導入先5社によるパネルディスカッション
『FUTURE OF INKJET LIVE SESSION 2015』盛況

具体的な活用メリットなどを生の声で紹介

2015年11月18日

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社

富士フイルムデジタルプレス株式会社(社長:佐藤正人、以下FFDP)は10月15日、東京・港区の富士フイルム西麻布ビルにおいて、インクジェットデジタル印刷機『Jet Press 720』シリーズの導入ユーザー5社によるパネルディスカッション『FUTURE OF INKJET LIVE SESSION 2015』(協賛:ハイデルベルグ・ジャパン株式会社、後援:富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社)を開催した。

[写真]

[写真]冒頭挨拶に立ったFFDP社長・佐藤正人

冒頭挨拶に立ったFFDP社長・佐藤正人

このイベントは、デジタル印刷機の活用メリットや今後の可能性について、事例をとおして紹介することを主眼に開催。パネルディスカッションに先立ち、株式会社バリューマシーンインターナショナルの宮本泰夫氏が、『IGAS2015に見るデジタル印刷の動向』について、また、ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社の田部井有子氏が、『デジタル印刷の活用による顧客期待にこたえる商品力の実現』というテーマでそれぞれ講演した。

宮本氏は、『IGAS2015』での各社の出展内容を、「小ロットオーダーに適応するオフセット印刷機」「パッケージ市場などへと活用領域を拡大するデジタル印刷機」などに整理したうえで、4年前の『IGAS2011』に見られた「オフセットからデジタルへ」という流れが、「オフセットとデジタルへ」という、両者を戦略的に使い分ける傾向に変化したことを指摘。「既存技術も生かしながら、どのようにビジネスを転換していくかが業界共通の大きな課題となっている」と分析した。

また、田部井氏は、ウォークマン®の人気キャラクターコラボモデルをWebストア限定商品として販売したことをきっかけに、小ロットの高品位な紙器パッケージの製作に取り組んだ。採算性などを検討した結果、デジタル印刷による製造を目指すこととなり、印刷機メーカーやニスのメーカーとも協力しながら実現。それまでコスト面で対応が難しかった「限定商品の専用パッケージ」も製作が可能になり、商品力アップ、ストアの売上アップにつながった。この事例によって、ソニーは第39回「木下賞」(新規創出部門)を、公益社団法人日本包装技術協会より受賞した。

[写真]株式会社バリューマシーンインターナショナル 宮本泰夫氏

株式会社バリューマシーンインターナショナル
宮本泰夫氏

[写真]ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社 田部井有子氏

ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社
田部井有子氏

■導入ユーザーが語る、『Jet Press 720』の活用戦略(パネルディスカッション)

続いて、『Jet Press 720』シリーズのユーザー企業5社をパネリストに迎え、Jet Press導入の決め手、活用状況やメリット、今後の展望などについてのパネルディスカッションを行なった。

<パネリスト>

  • 朝日印刷工業株式会社 制作部 部長 富沢充芳氏
  • 株式会社共栄メディア 執行役員 メディアセンター生産部長 プリントセンターテクニカルアドバイザー 市川英人氏
  • 株式会社共進ペイパー&パッケージ 取締役 ハコプレ事業部長 鍛治川和広氏
  • 東洋紙業株式会社 西日本商印事業部 PS(プランニングサービス)部 次長 森田孝志氏
  • 図書印刷株式会社 プリプレス本部 製版センター 部長 若林充康氏
  • 司会 :株式会社バリューマシーンインターナショナル 取締役副社長 宮本泰夫氏

◎導入の決め手は「高品質」と「高安定性」

1号機を導入した共栄メディア・市川氏は、導入のポイントとして、「品質が高く、出力が安定している」点に注目したという。これは5社が共通して導入のポイントに挙げていた。

導入間もない朝日印刷工業は、Jet Pressを「新規事業の中核となる生産機」と位置付けている。具体的には、同社が運営する群馬県前橋市のプリントショップ『ディップス朝日』と、群馬県のクチコミ情報サイト『ぐんラボ!』を軸にした「プラットフォーム事業」において、Jet Pressを主戦力として活用する。導入の際には、品質の他にも、「安定性やメンテナンス性などを詳細に確認した」という。

紙器パッケージをメインに手がける共進ペイパー&パッケージでは、「B2サイズ対応、高い品質、小ロットでの生産性」を重視。「パッケージの受注・製作・発送をワンストップで行なうWebサービス『ハコプレ』の事業が順調に成長しているため、従来から使用しているPOD機よりも、さらに大きなサイズの紙をとおして、生産性を上げたかった。Jet Pressは、他メーカーのデジタル印刷機より品質も優れており、『ハコプレ』で受注する平均的な部数での生産性も最も高かった」と鍛治川氏は語った。

Jet Pressは、その安定性から、本紙校正用途でも活用されており、「風合いがオフセットに近く、安定性も他メーカーの印刷機より優れていた」(図書印刷・若林氏)、「本紙に出力して平台とまったく遜色ない品質がお客さまから好評だった」(東洋紙業・森田氏)と、高い評価を得ている。

[写真]朝日印刷工業株式会社 富沢充芳氏

朝日印刷工業株式会社
富沢充芳氏

[写真]株式会社共進ペイパー&パッケージ 鍛治川和広氏

株式会社共進ペイパー&パッケージ
鍛治川和広氏

◎抜群の機動力と再現力で顧客満足度を高める『Jet Press 720』

導入メリットについては、「オフセットに比べて生産性が約2倍に上がり、夜入稿・翌朝納品のような超短期の仕事にも対応が可能になった」(図書印刷・若林氏)、「他社が敬遠する極小ロットのパッケージもこなせるようになったことで、顧客との関係が深まり、新しい受注につながった」(共進ペイパー&パッケージ・鍛治川氏)という、小ロット・短納期対応に関するメリットが挙がった。

一方、サイズとクオリティを生かした活用方法も紹介された。たとえば、「大判の両面印刷でプレゼンテーション資料を作成したところ、クライアントから好評だったという話が数件あった」(東洋紙業・森田氏)。また、共栄メディアでは、夜空を定点カメラで撮影した写真集を印刷した際に、Jet Pressのメリットを実感したという。「最初はオフセット機で刷ったが、黒ベタにムラが出たうえ、紙粉のためにピンホールが発生し、本来写っていない星が刷れてしまった。しかしJet Pressでは、そのようなトラブルもなく美しく再現することができた」(共栄メディア・市川氏)。朝日印刷工業・富沢氏も「白抜きケイ線や明朝の細いライン、しかも周りに黒と他の色版を使うようなデザインは、見当精度の面からオフセット印刷では敬遠されるが、Jet Pressなら確実に再現できるので、デザインの幅が拡がった」と、デジタル印刷ならではの優位性を見いだしている。

[写真]東洋紙業株式会社 森田孝志氏

東洋紙業株式会社
森田孝志氏

[写真]株式会社共栄メディア 市川英人氏

株式会社共栄メディア
市川英人氏

◎『Jet Press 720』はビジネスを変え、社員の意識も変える

Jet Pressの導入によって、社員の意識や仕事の進め方などがどのように変化したか。

図書印刷では、夜受注・翌朝納品のような製版部門のスピード感の変化に加えて、オペレーターの作業順序がより柔軟に組み替えられるようになったことで、ワークフローが合理化されたことを挙げた。

共進ペイパー&パッケージでは、小ロットジョブに強い生産体制を生かして、POPの受注サイト『ポップレ』を開設し、POPもパッケージもワンストップで受注するサービス体系を構築。これにより、営業は顧客から最初に声がかかるポジションを獲得できているという。

東洋紙業でも、Jet Pressの瞬発力を生かして厳しい納期にも確実に対応できるようになったことに加え、ジョブ進行スケジュールが立てやすくなったことで、営業のフットワークが向上している。

共栄メディアでは、生産性向上に加えて、現場の意識改革が起きている。印刷機オペレーターやDTP担当者がJet Pressによるビジネスの変化を体感して、「これから業界はどうなるのか、その中で自分たちはどうあるべきか」といった、将来を見据えた大局的な視点を持つようになったという。

朝日印刷工業も、Jet Pressの導入が「新しくものを作って売る」挑戦のきっかけとなり、提案型の体質に変わることを期待している。

[写真]図書印刷株式会社 若林充康氏

図書印刷株式会社
若林充康氏

[写真]司会を務めた株式会社バリューマシーンインターナショナル・宮本泰夫氏

司会を務めた株式会社バリューマシーンインターナショナル・宮本泰夫氏

◎『Jet Press 720』を生かした今後の展開

パネルディスカッションの締めくくりとして、宮本氏は「Jet Pressを今後、事業展開にどのように生かしていくか」について尋ねた。

図書印刷では、Jet Pressによる本紙校正サービスが定着しているが、次のステップとして、広色域を生かした絵画作品の印刷など、より高い付加価値を生み出すビジネスモデルを追求している。

共栄メディアは、提案型のビジネスに可能性を見いだしている。前提として、特色技術やRIP技術の進化に期待を寄せつつ、「バリアブル印刷を日本の市場にどう浸透させていくか」を検討中だ。

共進ペイパー&パッケージは、Web受注を軸に、各種パッケージの小ロットニーズにJet Pressで確実にこたえることでビジネス拡大を狙う。新しいターゲットを開拓するために、年末にも新サービスを開始し、Jet Pressならではのビジネスを確立する計画である。

東洋紙業も、Webと組み合わせた活用を進める。小ロットの受注窓口を印刷通販サイト『ジオプリント』に移し、Jet Pressを営業戦略に取り込み、校正機としてだけではなく生産機としても活用していく考えだ。

朝日印刷工業は、プラットフォーム事業の中核となる、写真関連のジョブに注力する。POD機からのクオリティアップとサイズアップによって、より高級感のある商品の提供を目指し、Jet Press品質を「地域のスタンダード」へと育てる戦略をとる。また、『ぐんラボ!』で関係を構築した顧客向けの営業戦略をブラッシュアップし、Jet Pressのメリットを生かした提案に取り組んでいく。

[写真]
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最後に、宮本氏はJet Pressの用途について、定着してきた色校正のほかにも、小ロットの高付加価値印刷など、さまざまなビジネスに寄与できる可能性を強調。その基盤になるのが「高品質・安定出力」である、として、パネルディスカッションを締めくくった。

■今後の市場展望

[写真]ハイデルベルグ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 水野秀也氏

ハイデルベルグ・ジャパン株式会社
代表取締役社長 水野秀也氏

本イベントの総括として、ハイデルベルグ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 水野秀也氏が挨拶。水野氏は、富士フイルムのインクジェット技術を「今後10年、これ以上のインクジェット技術は出現しないだろう」と高く評価しており、そのことが、現在のJet Press共同販売につながっていると、両社のパートナーシップを紹介した。

加えて、水野氏は今後の市場展望として「世界中のすべてのものづくり・購買活動がマスプロダクションから、マスカスタマイゼーションに移行する」と予見。インターネットによって産業および製造工程が統合される『Industre 4.0』の流れに触れ、「オフセットや、インクジェットを中心としたデジタル印刷を効果的に使い分け、エンドユーザーが満足するものを届けるという流れが継続する」という考えを述べた。そのうえで、「いま必要なことを、いま存在する技術で遂行する」ことの重要性を強調し、「ぜひ、一歩を踏み出してほしい」と、デジタル印刷への挑戦を訴えた。

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