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下記内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(サービスの変更、組織変更など)がありますのでご了承ください。

SUPERIA ZN導入事例――読売新聞社 茨木工場

自現機がなくなることの「廃液処理費のダウン」「時間短縮」効果を実感

耐刷30万部、有処理プレートと同等以上の信頼性

2017年6月9日

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社

[画像]

読売新聞社では、2015年から東京本社の木場工場(東京都江東区)でいち早く富士フイルムの新聞用完全無処理プレート『SUPERIA ZN』の検証を開始し、現在、順調に運用を続けている。その“無処理効果”を全社的に波及させていくために、2016年2月から大阪本社の茨木工場(大阪府茨木市)でも『SUPERIA ZN』を導入している。同工場を訪ね、読売新聞大阪本社制作局技術部主任・滝直亮(なおあき)氏、大阪本社から業務を受託している関西図書印刷株式会社の製造統括本部制作部制作課センターグループ係長・竹内一幸氏、製造統括本部制作部制作課印刷グループ係長・田中耕一氏、製造統括本部制作部制作課印刷グループ主任・荒井謙一氏に、導入の経緯や、現場で実感した具体的なメリットなどについて伺った。


■CTPの移設、高速化、無処理化の合わせ技で劇的な時間短縮

滝主任

『SUPERIA ZN』は、商業印刷用の『SUPERIA ZP』をベースに、新聞印刷の過酷な条件に対応できる“高い耐刷性・耐汚れ性”を付加した、業界初の新聞印刷用完全無処理CTPプレートである。その革新性について、読売新聞大阪本社の滝主任は、導入前から幾度となく耳にしていたという。

「読売新聞グループの工場全体で省力化を追求している状況の中、東京の木場工場で一足先に『SUPERIA ZN』の検証を行なっていると知り、ことあるごとに、関係者に率直な感想を求めました。すると誰もが『自現機が丸ごとなくなる効果は想像以上』だと言うのです。現像液代がかからない、メンテナンスが不要になるといった無処理によるメリットは、想像ができるのですが、やはり使用してみなければ、本当の効果を肌で感じることはできません。ちょうど当工場では昨年(2016年)CTPシステムの更新時期を迎えていたので、そこまで評判がいいのならぜひテストをしてみようと、東京本社と相談し、CTP3台のうち2台は従来通り有処理の最新タイプに、1台を無処理に切り替えることにしました」

田中係長

もちろん、数字で計算できることは、事前にきちんと精査した。

「現像液が不要になり廃液処理費もかからなくなることで、実際に、年間どれぐらいのコストダウンが図れるのか、現像液の削減量などから有処理プレートと比較してみました。その結果、明確なコストの節減効果が認められたのです。それが、無処理プレート導入に踏み切る決め手の一つにもなりました」(滝主任)

茨木工場の竣工は1991年。輪転機は、全部で4セット。大阪・京都・奈良・岡山・三重の5府県を朝刊配布エリアとし、およそ50万部を発行する。前述したように2016年に3台のCTPを更新したが、その際、3階から1階へとCTPを移動した。

「CTP導入当初は3階にCTP、1階に輪転機と別フロアに分かれており、他工場に比べて製版工程と印刷工程の間に、時間的、距離的なロスがありました。そこでCTP更新に合わせ、休止していた輪転機1セットを撤去し、跡地にCTP室を設け、CTPと輪転機を同じフロアにしました。さらに、最新の高速セッターを選び、無処理プレートを導入することで、作業工程の大幅な時間短縮を狙いました」(滝主任)


■自現機不要により、毎朝のCTP立ち上げも最短で

竹内係長

その狙いはみごとに的中した。従来は、プレート出力からストッカーに収納されるまでに7~8分かかっていたのが、現在、有処理プレートで3分程度。無処理プレートではさらに露光後の現像時間がまるまるカットされる。こうした劇的な時間短縮効果は、印刷現場の責任者である田中係長の目にどのように映っているのか。

「印刷側では“1分でも1秒でも早く”とつねに思っていますから本当に助かります。CTP設置場所の最適化、セッターの高速化、そして無処理化の相乗効果によるものですが、その中でも、現像工程そのものがなくなる無処理CTPが、時間短縮に最も大きく貢献しているのは間違いありません」

工場センターで実際にCTPを扱う竹内係長も、自現機不要による効果について「朝一番のスタート時から、いきなり差が出る」と強調する。

「CTPを立ち上げるとき、有処理プレートでは、初期型の自現機だったので、プレートの出力前のメンテナンス、温度調節の準備に30~40分はかかっていました。ところが無処理では、CTPのエンジンだけ立ち上げればいい。毎朝のことですから、この作業時間の差は大きいですよ」(竹内係長)

さらに、自現機のメンテナンスに付随する作業負荷がなくなるメリットについても高く評価する。

「自現機があると、二人がかりでも、メンテナンスに丸一日かかります。以前は現像と水洗、ガム層をそれぞれ異なる日にメンテナンスを行なっていたため、オペレーターへの負担が大きかった。空いた時間にメンテナンスを実施していたのではなく、時間がないのに無理やりどこかに組み込んでやらざるを得なかった作業が、無処理ではゼロになるわけですから、労力的にも生産効率的にも、こんなにありがたいことはありません」(竹内係長)

CTPは3ライン。手前が無処理専用ラインで、自現機がなくCTP設置スペースが小規模。 / 耐刷性や扱いやすさについても、現場での評価は高い。


■キズのつきにくさが持ち運び時の安心感に

荒井主任

いつの時代にも「時は金なり」。新聞製作現場にとって、時は「命」だろう。そんな貴重な時間を1秒でも損失させないために、無処理プレートにも、有処理プレートに劣らない耐刷性やハンドリング性が求められる。『SUPERIA ZN』の、プレート本来の基本性能について現場はどう見ているのか。

「朝刊で14~15万は普通に印刷していますが、刷了間際まで、カスレなどの不具合を感じることはありません。耐刷性は公称20万部・10万インプレッションということですが、当工場の実績では30万部程度いけていると思います。有処理プレート同等か、それ以上かもしれません」(荒井主任)

もう一つ、荒井主任が実感しているのは、キズに対する強さだ。

「表面がしっかりコーティングしてある分、有処理プレートに比べて確かにキズはつきにくいですね。新聞製作は時間との戦いなので、急いでいるときなどはプレートを何枚も重ねて持ち運ぶことが多いのですが、そんなときにも、キズによって版交換になったことはありません。もちろん乱暴に扱ってはいけませんが、たとえ時間に追われて少々慎重さが足りなくなっても、このプレートなら安心です」

今後の期待も含め、最後に滝主任に総括していただいた。

「実用化されて間もない新技術ですから、まだ100%完成されているとは思っていません。いくつかの課題もあります。しかしそれも現場の工夫で解決できる範囲ですし、何より、環境負荷の低減や、時間の短縮、コスト削減、生産性向上など、いいことづくめなのですから、これからのCTPが無処理に向かっていくのは間違いないでしょう。その牽引者として富士フイルムさんには、現場の声も真摯に受け止め、どんどん開発部門にフィードバックし、無処理技術をさらに進化させ、育てていってほしいと思います」

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社 広報宣伝部
  • TEL :03-6419-0380
  • FAX :03-6419-9896
  • 〒106-0031
    東京都港区西麻布2-26-30 富士フイルム西麻布ビル
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