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お知らせ

 

下記内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(サービスの変更、組織変更など)がありますのでご了承ください。

SUPERIA ZP導入事例――株式会社ユニバーサルポスト

「廃液ゼロ」「自現機メンテナンスゼロ」により大幅な環境改善を実現

高品質と環境配慮の両立で「地域密着度ナンバーワン企業」目指す

2017年8月29日

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社

【写真】

広島県の総合印刷会社、株式会社ユニバーサルポスト(本社:広島市西区商工センター7丁目5-52、代表取締役社長:喜瀬 清氏)は、2017年5月、本社に隣接する商工工場において富士フイルムの完全無処理サーマルCTPプレート『SUPERIA ZP』を導入し、同工場の100%無処理化を達成した。CSR活動の一環として品質向上・環境対応に注力する同社は、『SUPERIA ZP』をどう評価し、どんな導入効果を挙げているのか。取締役 生産本部長、田崎敦氏に伺った。


■周辺環境への配慮と作業環境改善のため無処理化を決断

ユニバーサルポストは、1947年創業の朝日精版印刷株式会社が前身。2006年に同じ広島市の中本総合印刷株式会社をグループ化し、同年、ホールディングカンパニー「株式会社ユニバーサルポスト」を設立。2015年、朝日精版印刷が中本総合印刷株式会社と株式会社ユニバーサルポスト、マーケティング会社の株式会社エムラスを吸収合併する形で現在の「株式会社ユニバーサルポスト」となった。

同社は、企画から印刷・発送までトータルでサポートする「ワンストップ体制」と、印刷物制作から仕掛けづくり・仕組みづくりまで含めた「提案力」、わかりやすく価値を伝える「表現力」、キャンペーンやイベントなどを全面サポートする「運用力」を強みに、地域密着型ビジネスを展開している。

また、同社は、「お客さまのお役に立つ」という理念のもと、CSRの取り組みに注力。品質・環境・情報の管理を徹底し、クライアントの満足度向上、地域社会への貢献を目指している。そのために、全社的に各種マネージメントシステムを早くから構築し、2004年にISO9001、2005年にプライバシーマーク、2006年にISO14001、2008年にはFSC CoCの各認証を取得。2カ所ある工場はいずれもグリーンプリンティング認定を受けている。

さらに、2015年には、全印工連が推進するCSR認定のツースターを取得しているほか、全国で年2回実施されているCSR検定をほとんどの役職者が受験しており、同検定の第1回~5回で合格者ランキング1位を獲得。最終的には全社員の受験・合格を目指している。このような活動を通じてCSRの概念を全社員に浸透させ、日々の業務で実践することによって、「地域密着度ナンバーワン企業」を目指すというのが、同社のビジョンである。

CSR活動の大きな柱となる環境保全については、3R活動・4S活動を基本に、全社的に省エネ・省資源化を進めるとともに、生産工程では、植物油インキの全面採用、FSC認証紙の使用、廃液削減装置の導入などを通じて環境負荷の削減に努めてきた。

今回『SUPERIA ZP』の導入を決めたのも、こうした環境活動の一環として、廃液の削減などをさらに推し進めるためだ。

「これから新たな設備導入、新たな取り組みを進める場合、環境対応は必須の条件になります。その観点から、無処理プレートには以前から注目していたのですが、ちょうど、商工工場のCTPセッターが更新の時期を迎えたため、これを機に、プレートも無処理に切り替えることにし、一気にCTPシステムの刷新を図りました」(田崎取締役)

周辺環境への配慮に加えて、刷版部門の作業環境改善も導入の狙いの一つであったという。とくに課題になっていたのが、自現機のメンテナンス作業だ。

「ローラーをすべて外して内部を清掃する大掛かりなメンテナンスを、長期休暇前を中心に年3~4回行なっており、刷版担当者にとって大きな負担になっていました。この作業負荷をなくしたいというのも、無処理プレートの採用を決めた大きな理由です」(田崎取締役)


■優れた網点再現性で、厳しい品質要求にも応える

【写真】田崎取締役

同社の生産拠点は、広島市西区の商工工場と、同市南区の大州工場の2カ所あり、それぞれにCTPを設置している。今回無処理化したのは商工工場。CTPセッターの更新と同時に、従来の有処理プレート『XP-F』から『SUPERIA ZP』への全面切り替えを敢行した。導入前は、無処理化に対し多少の不安もあったと田崎取締役は振り返る。

「やはり有処理プレートに比べて絵柄が見えにくくなるため、検版がしっかりできるかどうか、また、印刷機での版の掛け間違いが起こらないかどうか、という懸念はありました。いままでは、データやゲラだけでなく、版上でも検版を行なっていたので、とくに刷版オペレーターは不安だったと思います。しかし、実際にテストしてみたところ、運用に支障がない範囲で絵柄が視認できますし、版上にジョブ名と色玉を入れることで、掛け間違いのリスクも回避できると判断しました。また、導入前に、FFGSさんに勉強会や印刷機コンディションのチェックなども実施していただいたので、本格運用に入る段階では不安はほとんどありませんでした」(田崎取締役)

事実、2017年5月の切り替え以来、大きなトラブルもなく順調に運用を続けている。印刷条件などは変更せず、『XP-F』と同じ設定のままだ。機上現像も安定しており、刷り出しスピードも従来と遜色ないレベルだという。

「実は、導入前の不安の一つに、機上現像による印刷機への影響もありました。現像カスがローラーに残ったり、水に混入して汚れが発生したりすることはないのか。しかしこの点についても、FFGSさんから機上現像の仕組みを理論的に説明していただき、プレートの感光層が疎水性のため水に混入しにくいこと、印刷機を良好なコンディションに保っておけば汚れは発生しないことなどを理解したうえで導入を決めました。実際に現在まで機上現像に起因するトラブルはまったく起きていません。刷り出しは10枚前後で着肉するので、XP-Fと同等の生産性を維持できています」(田崎取締役)

また、同社は品質要求レベルの高い仕事を多く手がけていることから、プレートの網点再現性についても厳しい目で検証した。その結果について田崎取締役は「品質面もまったく問題なく、いままでと同様に使える」と高く評価する。

「色再現の難しい印刷物や、ゴミ一つ許されない非常にシビアな仕事も多いため、プレートの網点再現性も重要な要素です。その点、ZPはXP-Fと遜色のない品質が得られますし、現像液による網点の変動がなくなったので、安定性も申し分ありません。XP-Fとの品質差がないのは、とくに再版の際にはありがたいですね」(田崎取締役)

【写真】CTPセッターの入れ替えと同時にプレートも『SUPERIA ZP』へと全面移行した


■刷版室の機器配置も見直し、作業性が大きく向上

一方、環境面の導入メリットとして、田崎取締役は「廃液の削減」を一番に挙げる。

「もともと、廃液削減装置によって現像廃液は極限まで減らしていましたが、今回、ついにゼロにすることができました。やはり廃液が“少ない”のと“ゼロ”とでは大きな違いがありますよね。加えて、自現機の消費電力などもなくなり、無処理化は工場全体の環境負荷削減に大きく寄与しています」

工場からの排出物の削減は、地域社会との共存においても重要なメリットになる。また、現像液の購入や廃液回収が不要になったことで、コストダウンも実現。「オペレーターの作業負荷の軽減分も換算すると、かなりのコスト削減が図れている」と田崎取締役は語る。

社内的なメリットとして、とくに現場からの反響が大きいのは、刷版部門の作業環境の改善だ。自現機のメンテナンス作業や立ち上げ時間がゼロになったことで、刷版オペレーターの作業負荷、時間的ロスが大幅に削減された。さらに、CTPの入れ替えの際、機器の配置なども見直し、作業性を向上させたという。

「自現機を撤去したことで、スペースに余裕ができ、刷版室のレイアウトを見直すことができました。オペレーター自身で、セッターや作業台などをどう配置するかなど、作業しやすい動線を考えて決めました」(田崎取締役)

また、オペレーターからは、「XP-Fに比べてキズがつきにくくなった」という声もあり、実際に版キズのトラブルも起きなくなったという。こうした「プレートの扱いやすさ」「作業のしやすさ」も、品質の向上・安定化につながっているのだ。

さらに、無駄な工数の削減やCTPセッターの高速化などの相乗効果で、生産性もアップした。これには、プレート感度が高いためCTPセッターの露光スピードを最大限に活かせるという『SUPERIA ZP』ならではの特性も寄与している。

【写真】商工工場の菊全8色機。『SUPERIA ZP』導入にあたり印刷条件などは変更していない


■無処理化を全社に広げ、さらなる環境貢献を目指す

商工工場での完全無処理プレートへの全面移行により、品質面でも環境面でも明確な成果を挙げているユニバーサルポスト。今後もさらに省資源化を進め、無処理プレートの採用を全社に広げていく考えだ。

「大州工場のCTPもあと3~4年で更新の時期を迎えますので、その際にはプレートも切り替え、完全無処理化する予定です。“お客さまに選ばれる会社”になるために、工場としては、営業が胸を張ってお客さまのところに行けるよう、品質を高め、環境負荷を減らし、時間を守り、コストを抑える努力を続けていかなければなりません。これは製造業の永遠のテーマでしょう。CTPの無処理化は、これらの取り組みにおいて大きな力になるものと考えています」(田崎取締役)

一方で、こうした環境配慮型の設備や印刷方式などを、もっと積極的にクライアントにアピールしていくことが重要だと田崎取締役は指摘する。

「お客さまには“環境に配慮した印刷を”というニーズがあるのに、その方法が、現状ではあまり広く認知されていないのではないでしょうか。今後、無処理CTPのような環境にやさしい仕組みがあることを、お客さまにわかりやすく伝えていくことも必要だと感じています」

クライアントのニーズ、地域社会のニーズを的確に捉え、「地域密着度ナンバーワン企業」「地域信頼度ナンバーワン企業」「地域お役立ち度ナンバーワン企業」を目指す同社は、これからも品質と環境を柱に、さまざまな角度から社会貢献・顧客満足度向上を追求し続ける。


本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社 広報宣伝部
  • TEL :03-6419-0380
  • FAX :03-6419-9896
  • 〒106-0031
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