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お知らせ

 

下記内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(サービスの変更、組織変更など)がありますのでご了承ください。

SUPERIA ZP導入事例――瞬報社オフリン印刷株式会社

CTPの完全無処理化と印刷現場改善により大幅な品質向上を実現

新たな品質保証体制と環境対応でクライアントニーズに応える

2017年9月8日

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社

【画像】

【写真】

瞬報社オフリン印刷株式会社(本社:山口県山口市小郡下郷2410、代表取締役:藤田育夫氏)は、品質向上および環境対応の取り組みの一環として、2017年2月、富士フイルムの完全無処理CTPプレート『SUPERIA ZP』を導入し、有処理プレートからの全面切り替えを果たした。チラシを中心とするオフセット輪転印刷における『SUPERIA ZP』の導入メリットとともに、FFGSが提案した現場改善活動の成果についても伺った。


■プレート性能に加え、メーカーとしてのサポート力も重視

【写真】藤田社長

瞬報社グループは、1882年(明治15年)の創業から135年もの歴史を持つ老舗印刷会社。下関市に本社を置き、枚葉機による商業・出版印刷をメインに事業展開する「瞬報社写真印刷」と、山口市を拠点に、輪転機によるチラシやDMなどの印刷を手がける「瞬報社オフリン印刷」から成る。同グループは創業以来一貫して「顧客本位」を社是とし、先進設備と高い技術力で幅広いニーズに応え、クライアントから厚い信頼を得ている。また、高品質の追求とともに、生産工程の環境対応にも力を入れており、2007年に環境保護印刷認証の「クリオネマーク ゴールドプラス」を取得している。

瞬報社オフリン印刷は、CIP3対応の最新オフセット輪転機2台とゴールドインク対応のPOD機『富士ゼロックス Color 1000i Press』を持ち、クリエイティブから印刷・加工までのワンストップ体制で、生鮮食料品や中古車などのチラシをはじめ、DM、パンフレット、ポスターなどの印刷を行なう。印刷工程では、Non-VOCタイプのインキを採用しているほか、湿し水ろ過装置を導入するなど、環境に配慮した印刷物製作を追求している。

そんな同社が今回、CTPの完全無処理化を図った背景には、さらなる環境負荷削減とともに、品質の安定化を図る狙いがあった。

「現像処理がなくなることで、廃液などの環境負荷の削減、そして網点品質の変動要素の削減と、環境・品質の両面でメリットが得られると考えました。自現機のメンテナンスなど、人手を要する部分が減ることで、省力化も図れます。また、グループ会社の瞬報社写真印刷が先行して無処理プレートを導入していたため、それも踏まえて当社も無処理化を進めることにしました」(藤田社長)

無処理プレートに『SUPERIA ZP』を選んだ理由として、藤田社長は、従来使用していた有処理プレート『XP-F』の品質性能が高かったことに加え、FFGSのサポート力・製品開発力の高さを挙げる。同社がこの点を重視するのは、クライアントに対する品質保証のため、つねに工程改善に取り組んでいるからだ。

「当社はお客さまとの直取引が多いので、品質に対する要望は、“マゼンタが強い”とか、“全体的に濃度を上げたい”といった専門的な言い方ではなく、“もっと美味しそうに””もっときれいに”といった感覚的なものになります。それを専門的な手法に落とし込んで、求められる品質を提供しなければなりません。そのために、独自の基準を設け、つねに一定水準の品質を維持しながらお客さまの要望を反映するようにしています。FFGSさんは、こうした品質管理の取り組みや機械メンテナンスについても総合的にサポートしていただけるのが大きな魅力。他社の無処理プレートも検討しましたが、プレート性能だけでなく将来を見据え、サポートや製品開発面の信頼性も考えて選択しました」(藤田社長)

同社は2016年11月から『SUPERIA ZP』のテストを進め、徐々に切り替えを開始。2017年春までに「完全無処理化」を完了した。

【写真】プレートの出力枚数は月7,000版以上におよぶ


■無処理化による運用面の問題はなく、トラブルも起きていない

「何事も、舵を切るときは一気に切り、垂直立ち上げを行なう」と語る藤田社長。今回のCTPの無処理化も例外ではなく、当初から全面切り替えを前提に導入の検討を進めたという。現場のオペレーターには、不安や戸惑いなどはなかったのだろうか。工場長・小林智志氏は、「若干の懸念点はあったものの、杞憂に終わった」と語る。

「機上現像の際に発生した現像カスがどこに行くのか、印刷機に影響を及ぼさないか、という不安はありました。また、XP-Fに比べて版面の視認性が下がるので、版替えの際に掛け違いが起こらないかということも懸念点の一つでした。しかし、実際に導入してみると問題なく運用でき、現在まで大きなトラブルはまったく起きていません」

印刷現場では、無処理プレートに替わったことをそれほど意識せずに使えているようだ。刷り出し時間や損紙の量も、『XP-F』とほぼ同等で推移しているという。

【写真】中原常務

一方、『SUPERIA ZP』のプレート性能で従来から向上した点として、常務取締役・中原夏樹氏は、「キズ耐性の高さ」を挙げる。

「FFGSさんからは、XP-Fと同等のキズ耐性と言われていましたが、実際に使用したところ以前に比べて版面が強いという印象を受けました。刷版室から印刷現場へのプレートの運搬方法は従来と変えていませんが、ZPでは明らかにキズがつきにくくなりましたね」

これにより、プレートのハンドリング時の安心感が増すとともに、品質トラブルの削減にもつながっている。

刷版部門では、自現機レスによる省力化効果も大きい。同社は、出力枚数が月7,000版以上と非常に多く、その中で高い網点品質を維持するため、液交換や自現機の清掃を月2回ほどの頻度で行なっていた。この作業がなくなったことで、現場の作業負荷は大幅に軽減された。さらに、自現機の撤去で省スペース化が図れたことも、作業環境向上に寄与している。

「刷版室がそれほど広くないため、メンテナンスのスペースも充分にとれない状態でしたが、自現機がなくなったことにより、プレートの運搬などにおいてスムーズな作業動線が確保できました。また、メンテナンスがなくなったことにより空いた時間で他の仕事をこなすなど、多能工化が図れつつあります」(中原常務)

さらに、コスト面についても、中原常務は「現像処理に関わる薬品コストなどが削減できたのは大きなメリット」と語る。


■現場改善活動との相乗効果で品質が向上し、社員の意識も変化

【写真】小林工場長

『SUPERIA ZP』導入の主目的の一つであった品質の安定化についても、「期待通りの効果が得られている」と小林工場長は評価する。

「現像液を通さなくなったことで、網点の変動が抑えられたのは大きな効果ですね。液感度の状態による現像過多・現像不足などが起きなくなりました」

品質面では、FFGSが提案・サポートした現場改善活動による成果も出ている。印刷機のローラーの構成および役割、メンテナンスのポイントといった実践知識を、勉強会や現場講習を通じて共有したほか、版面温度、湿し水温度などの各種設定を見直し、2台の輪転機の印刷条件を近づけることで品質の安定化を図った。

「今回の取り組みで、1号機と2号機のどちらの輪転機で印刷しても、あるいはオペレーターのクルーが替わっても、ほぼ同じ品質で仕上がるようになり、均一化がかなり進められたと思います。また、オペレーターの知識向上・意識改革が図れたことも大きな成果です。たとえば、ローラーのニップ圧を適正に管理することで水上がりが均一化し、印刷品質が安定するといったメカニズムを講師の方にわかりやすく説明していただいたことにより、印刷機メンテナンスの徹底がいかに重要かをあらためて理解することができました」(小林工場長)

中原常務も、オペレーターの品質管理に対する姿勢が明確に変わったと感じている。

「いままで気づいていなかった部分を指摘されて学んだこともありましたし、基礎的な内容についても理論的に説明してくださったので、オペレーターにとって非常にいい勉強の機会になりました。これからも改善していかなければならない課題もありますので、一つひとつ、確実にクリアしていければと思っています」

この現場改善活動とCTP無処理化の相乗効果により、網点品質がシャープになり、生鮮食品などの画像のコントラストやツヤも向上。さらには、乾燥温度が下がった効果による火皺の抑制、インキ使用量削減、損紙削減など、さまざまな効果が挙がっているという。

【写真】現場改善活動により、印刷品質の安定化・標準化が図れた


■製販一体でよりよい印刷物の提供を目指す

無処理プレートの導入を機に、品質管理体制の変革も図っている瞬報社オフリン印刷。この成果を踏まえ、今後の取り組みについて藤田社長はこう話す。

「現場では、日常的な数値管理や品質チェックが徹底されつつあり、社員一人ひとりの意識も変わってきました。その効果が印刷物の仕上がり品質にも表われています。今後も、よりよい印刷物の提供を目指して、営業と生産現場の連携をさらに深め、製販一体となって改善活動を継続していこうと考えています」

そして最後に、FFGSへの期待を込めこう締めくくった。

「FFGSさんは、日本国内に研究開発部隊を持ち、ユーザーの要望を素早く製品に反映させる開発力があり、機械メンテナンスの現場指導など、実践的なサポートを提供していただけることも魅力です。私どもの会社の成長を考えたとき、将来にわたって支えてもらえるという安心感があります。それが『SUPERIA ZP』導入の決め手の一つにもなりました。これからも、CTPだけでなく、周辺のシステムも含めた総合的な提案を期待しています」


本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社 広報宣伝部
  • TEL :03-6419-0380
  • FAX :03-6419-9896
  • 〒106-0031
    東京都港区西麻布2-26-30 富士フイルム西麻布ビル
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