ページの先頭です
ページ内移動用のリンクです
サイト内共通メニューへ移動します
本文へ移動します


ここからサイト内共通メニューです
サイト内共通メニューをスキップしてサイトの現在地表示へ移動します

サイトの現在地を表示します
サイトの現在地表示をスキップして本文へ移動します


お知らせ

 

下記内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(サービスの変更、組織変更など)がありますのでご了承ください。

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ

光陽社で技術セミナー・工場見学会開催

完全無処理CTPのメリットや運用の要点を解説、実践的内容で好評博す

2017年9月25日

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(社長:辻󠄀重紀、以下 FFGS)は、8月21日・22日の2日間、株式会社光陽社(社長:犬養岬太氏)の飯能プリンティングセンターBASE(埼玉県飯能市茜台2-1-2)において、『完全無処理CTP 技術セミナー&工場見学会』を開催。両日合わせて約50名が参加し、完全無処理CTPプレートの導入メリットや、油性・UV印刷機での運用などについて知見を深めた。

【写真】


■機上現像の実演で立ち上がりの早さに注目

【写真】

光陽社は、2013年1月から約4年半にわたり富士フイルムの完全無処理プレートを運用しており、現在、油性印刷については『SUPERIA ZP』のみを使用している。2015年の飯能プリンティングセンター開設と同時に導入したUV印刷機では、有処理タイプの『XP-F』を使用しているが、こちらも、UV印刷対応の完全無処理プレート『SUPERIA ZD』に切り替えるべく、テスト運用を進めており、最終的には油性印刷・UV印刷とも完全無処理プレートに一本化し、完全無処理のみの工場にする予定である。

工場見学では、同社生産本部長・千葉達也氏の案内で、CTP、印刷、加工の各現場を順に回り、無処理プレートの運用状況を中心に、環境に配慮された生産工程全体を紹介した。

CTP室では、無処理版の出力を実演した。CTPは2ラインあり、うち1ラインが自動現像機なしの無処理専用。通常は東京事業所のプリプレス部門からリモート出力する、運用をしている。実演では、無処理用ラインで版を出力しながら、「有処理に比べ生産性が約10%向上している」ことなど、無処理化のメリットを説明。また、運用上の独自の工夫についても紹介した。

印刷工程では、まず、主力機である稼働中の菊全判H-UV 8色両面機について解説した後、油性4色機で油性・UVの兼用が可能な『SUPERIA ZD』にて機上現像のプロセスを説明。刷り出しから15枚程度で機上現像が完了する様子を、実演とともに紹介し、参加者は印刷されたサンプルの濃度を確認しながら、立ち上がりの早さを実感していた。また、油性印刷においては、パウダーレスインキの採用により、パウダー量を従来より70%以上削減し、作業環境改善、品質トラブル削減を図っていることも紹介した。

加工工程では、生産性・作業性に優れた自動断裁システムや中綴じ製本システム、首都圏では珍しい自動団扇貼り機などの実稼働を披露した。

また、工場全体の環境対策として、太陽光発電設備、省エネタイプの照明や加湿器などの採用により、環境負荷低減に取り組んでいることを紹介した。


■無処理化のメリット、運用のポイントをセミナーで解説

【写真】FFGS 執行役員 河合久仁浩

工場見学終了後、会場を移して行なった技術セミナーでは、完全無処理プレートの導入メリットや、運用における留意点などについて、ユーザー、メーカーそれぞれの立場から詳しく解説した。

冒頭には、FFGSの執行役員・河合久仁浩が挨拶。『SUPERIA』のコンセプトや完全無処理プレートの省資源効果について説明した後、光陽社での活用状況に触れ、「4年半ほど前から富士フイルムの完全無処理プレートをお使いいただいているが、現在、UV印刷に対応した『SUPERIA ZD』の導入に向け、テストを進めていただいている。また、『SUPERIA』のサポートソリューションである『Eco&Fast Printing』を活用した印刷現場改善にも並行して取り組まれている」と紹介。さらに、FFGSのサポート姿勢について、「今後も『省資源』をキーワードに、皆さまと一緒に“儲かる印刷”を追求していきたい」と述べた。


◎環境貢献度・生産性・コスト面のメリットを評価

【写真】光陽社 生産本部長 千葉達也氏

セミナー第1部では、光陽社の千葉本部長が登壇し、同社の環境活動や飯能プリンティングセンターBASEの特色、無処理プレート導入の経緯・メリットなどについて紹介した。

2015年9月から稼働開始した飯能プリンティングセンターBASEは、「環境への配慮」「高品質な製品の安定製造」を追求した最新生産拠点で、とくに、徹底した環境対策が大きな特長の一つになっている。屋上に49.5kWの太陽光発電装置を備え、工場内の全機器をEMS(Energy Management System)に接続し、電力の生産・使用状況の“見える化”を実現。2016年には空調の電力削減装置を導入し、消費電力を15~20%削減している。また、独自開発の高品位網点『The Favorite』でインキ使用量削減と品質向上の両立を図っている。また、安全面への配慮から、生産工程で使用する薬品類は、PRTR法・有機則いずれも非該当の製品に統一している。

完全無処理プレートも、こうした環境対策の一環として導入した。プレートの選定では、環境貢献度が抜群に高く、生産性・コスト削減効果でも明確な優位性が認められた機上現像タイプの採用を決めた。有処理から無処理への移行の際、CTPセッターの露光量とドットゲインカーブを調整した程度で、印刷条件の大きな変更は行なっていない。2017年8月現在で、完全無処理プレートの使用実績は約25万版に達しているが、当初懸念された「機上現像による印刷機への影響」もなく、順調に運用を続けている。現状、UV印刷には『XP-F』を使用しているが、テスト運用中の『SUPERIA ZD』の正式導入が決まり次第、切り替えを進め、自現機を撤去して完全無処理化を図る予定だ。

千葉本部長は、『SUPERIA ZP/ZD』の導入メリットとして、①環境負荷の大幅な低減、②プレート出力の生産性向上、③現像に起因するトラブルがなくなる、④現像液購入・廃液処理などのコストがゼロになる、⑤自現機メンテナンス作業からの解放、の5点を挙げ、期待通りの効果が得られていることを強調。一方で、「印刷機のメンテナンスがより重要になる」と述べ、保水ローラーの親水化処理、インキローラーのグレーズ除去など、定期的に行なっているメンテナンスについて説明した。そのうえで、「有処理から無処理への移行は、それほどハードルの高いものではない」と見解を語った。

さらに、FFGSのサポートのもと実施しているEco&Fast Printing活動の成果についても触れ、①印刷立ち上がりが早くなった、②見当が合いやすくなった、③機械メンテナンスにやりがいを感じられるようになった、といったオペレーターからの声を紹介した。


◎安定運用のポイントはローラーメンテナンス

第2部では、FFGSの技術一部部長・西川博史が、富士フイルムの完全無処理プレートの特長や、UV印刷で発揮される優位性などについて解説した。

まず、『SUPERIA ZP/ZD』の特長の一つである機上現像のプロセスと、ユーザーから多く寄せられる「印刷機への影響はないのか」という疑問点について説明。完全無処理プレートの機上現像では、非画像部に湿し水が浸透し、界面に水膜を形成することで、感光層の密着性が低下し、インキの粘性(タック)によって剥がされ紙上に排出されるというプロセスを経る。剥離した感光層はインキ中に微分散するため、湿し水への溶解や、ローラーへの堆積が起こらない。つまり、除去された感光層が印刷機や湿し水に悪影響を及ぼさない仕組みになっている。

【写真】FFGS 技術一部部長 西川博史

『SUPERIA ZP/ZD』は、感光層の上にオーバーコート層(酸素遮断層)を設けることで、この安定した機上現像性を可能にすると同時に、温湿度変化への適応、耐キズ性、CTPの高生産性を実現している。

機上現像時の立ち上がりは、印刷機のコンディションによって多少変化するが、3~4枚目から着肉し、10枚以内で見当合わせが可能になる。これは、有処理プレート『XP-F』とほぼ同等のスピードである。

続いて、近年導入が増えているUV印刷に対応し、高い耐刷性と耐汚れ性を備えた完全無処理プレート『SUPERIA ZD』について紹介。すでに導入しているユーザーにおいては、省電力UV印刷で10万枚、オフ輪印刷で46万枚(プロセス4色)の耐刷実績があり、『XP-F』と同等の扱いやすさなどにも評価の声が寄せられている。

最後に西川は、UV印刷における完全無処理プレート運用の要点について、「安定した印刷のためには、インキローラーのグレーズ除去、給水ローラーの親水化が重要になる」と強調。そのうえで、「FFGSでは、印刷現場改善支援ソリューション『Eco&Fast Printing』で、完全無処理CTPやUV印刷の導入・運用をサポートするメニューを用意し、勉強会や現場でのアドバイスを行なっているので、ぜひ活用いただきたい」と、安定運用のためのきめ細かいサポートについても紹介した。


FFGSはこれからも、見学会やセミナーなどを通じてソリューションの具体的な導入効果を紹介しながら、印刷会社の皆さまの省資源・利益向上の取り組みを全力で支援していく。

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社 広報宣伝部
  • TEL :03-6419-0380
  • FAX :03-6419-9896
  • 〒106-0031
    東京都港区西麻布2-26-30 富士フイルム西麻布ビル
ここからフッターです

ページの終わりです
ページの先頭へ戻る