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お知らせ

 

下記内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(サービスの変更、組織変更など)がありますのでご了承ください。

富士フイルム

新世代の高耐刷完全無処理CTPプレート
『SUPERIA ZD-II』発売

従来比1.5倍の圧倒的な耐刷性で、UV印刷における安定性が大幅に向上

2018年12月3日

【画像】FUJIFILM SUPERIA

富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、従来比1.5倍の高い耐刷性・UV印刷適性を実現した、SUPERIA完全無処理サーマルCTPプレート『SUPERIA ZD-II』を発売しました。本製品は、2017年に発売した高耐刷タイプの完全無処理サーマルCTPプレート『SUPERIA ZD』をさらに進化させ、耐刷性・品質安定性・視認性を高めているのが特長です。これにより、昨今導入が増えているUV印刷や、オフセット輪転機でのロングラン印刷などにおいてもより安定した印刷が可能になります。なお、本製品の発売により、一般商業印刷向けのSUPERIA完全無処理サーマルCTPプレートは、スタンダードタイプが『SUPERIA ZP』、高耐刷タイプが『SUPERIA ZD-II』というラインアップになります。


完全無処理CTPシステムは、アルカリ現像やガム処理などの処理工程がなくなることから、現像液・ガム液や水の使用および廃液がゼロになり、自動現像機の液交換やメンテナンスなどが不要になるほか、駆動のための電気の消費もゼロになります。さらに、自動現像機が不要になることから有処理CTPに比べ大幅な省スペース化が可能になるなど、さまざまなメリットが得られます。

富士フイルムは、2007年に世界で初めて完全無処理CTPプレートを商品化して以来、より高い品質性能、優れた取り扱い性を追求し改良を重ねてきました。2015年からは、オフセット分野の省資源ソリューション『SUPERIA』を展開し、その中心的な製品として、第4世代となる完全無処理CTPプレート『SUPERIA ZP』を発売。さらに2017年には、耐刷性を高め、UV印刷適性・ロングラン適性を持たせた『SUPERIA ZD』をラインアップに加えました。

富士フイルムの完全無処理CTPプレートは、処理工程が一切不要になることによる全方位的な環境性能と、多様な用途に対応する優れた印刷性能が世界的に高く評価され、現在、国内はもとより、海外でも導入が進んでいます。


これまで、完全無処理CTPプレートは油性枚葉印刷用途を中心に採用が進んでいましたが、近年は、短納期対応や高付加価値印刷に有効なUV印刷機の導入が急増し、UV印刷での無処理化のニーズも高まってきました。また、印刷周辺資材の多様化により、プレートの耐刷性能がさらに必要になるという課題も見られるようになっています。こうした状況を踏まえ、より高い耐刷性と品質安定性を持つ新世代の完全無処理CTPプレートとして開発したのが『SUPERIA ZD-II』です。


従来の高耐刷完全無処理CTPプレート『SUPERIA ZD』は、スタンダードタイプである『SUPERIA ZP』の基幹技術を引き継ぎながら、感光層に「HDN技術」、砂目に「MGZ技術」を新規投入することで、優れた耐刷性・UV適性・耐汚れ性を実現していました。

今回発売した『SUPERIA ZD-II』では、「MGZ技術」の設計思想を継承しながら、さらなるレベルアップを図り、ZDの約1.5倍という圧倒的な耐刷性を達成するとともに、描画品質の安定性、版面の画像視認性も向上させ、プレートとしての信頼性をいっそう高めています。


【SUPERIA ZD-IIの主な特長】

■圧倒的な耐刷性・UV適性を実現

砂目表層面のマイクロポアだけを高精度に多段階化し、感光層との密着力をアップする「MGZ技術」。この技術の効果を最大化するために、大径ポアの形状・大きさを自由に制御できる「Shaping Ideal Bowl技術」を新たに開発。MGZ技術との掛け合わせにより、突発的な感光層の剥離をも防止し、『SUPERIA ZD』の約1.5倍という圧倒的な耐刷性・UV適性を実現しました。

【写真】印刷現場

■画像の視認性が向上

マイクロポアの再設計によって砂目による拡散反射を制御したことで、露光後の画像コントラストが向上。『SUPERIA ZD』に比べ、絵柄の視認性が高まっています。

■描画品質の安定性が向上

感光層の設計最適化により、露光ラチチュードが拡大し、幅広いプレートセッターで高品質かつ安定した露光が可能になりました。

富士フイルムは今後も、高度な材料技術を駆使し、より使いやすく環境性に優れた版材の開発に取り組み、完全無処理CTPプレートのさらなる普及と、カーボン・オフセット制度を利用しお客さまとともに取り組む環境活動『Green Graphic Project(GGP)』を通じて、業界全体の環境負荷低減に貢献してまいります。


本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  • 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社 広報宣伝部
  • TEL :03-6419-0380
  • FAX :03-6419-9896
  • 〒106-0031
    東京都港区西麻布2-26-30 富士フイルム西麻布ビル
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