美鳳クリエイション株式会社
企業概要

企画・デザインから印刷・製本加工までの一貫体制のもと、CTP出力・フィルム製版を中心に、本格的なデジタル撮影やドラムスキャナによる高品位スキャニング、出版物製作、大判ポスター出力など、幅広い情報加工サービスを手掛ける。小ロット印刷のPODへの移行が進む市場動向を見据え、2008年10月、『700 Digital Color Press』を導入しカラーオンデマンド事業を開始。「オフセット並みの再現品質」と「バリアブル対応」を武器に、付加価値の高いオンデマンドサービスで顧客層の拡大を狙う。
(2009年2月取材)
| 会社名 | 美鳳クリエイション株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 藤本薫 氏(代表取締役) |
| 設立 | 平成元年 |
| 所在地 | 東京都新宿区水道町1-13 水道町ビル(本社) |
![[写真]藤本薫 氏](pack/images/index_img_02.jpg)
藤本薫 氏
代表取締役
![[写真]藤本圭 氏](pack/images/index_img_03.jpg)
藤本圭 氏
取締役
統括本部長
![[写真]渡辺恵司 氏](pack/images/index_img_04.jpg)
渡辺恵司 氏
DTP部
マネージャー
インタビュー
導入に至った経緯は?
藤本本部長
これまで当社はCTP出力・フィルム出力を主力事業としてきましたが、デジタル印刷機が高速化・高品質化するにつれ、市場では「オフセット印刷からPODへの移行」がますます進み、製版の需要が伸びる要素は見出せなくなっています。昨年の drupa2008では、ロットの大きい印刷にも使えるインクジェット方式のデジタル印刷機が各社から発表され、数千部単位の印刷も今後PODに切り替わっていくであろうことが感じ取れました。そこで当社としても「小ロット印刷のPODへの移行」に対応できる体制を整えておこうと考えたのです。
出力機として700 Digital Color Pressを選んだ理由は?
藤本社長
何機種か比較検討した中で、最大の決め手になったのは「再現品質の高さ」です。他の機種では、デジタル印刷機特有の色調や調子再現、質感があったのですが700 Digital Color Pressではそれがなく、オフセット印刷に非常に近い仕上がりで、これなら生産機として充分使えるだろうと。また、使いやすさやコストの面でも、オンデマンド事業の第一ステップとして導入するにはぴったりです。
渡辺マネージャー
FFGSさんなら、『i-ColorQC』でPODを含めた全工程のカラーマネージメントをサポートしていただける、という点も魅力でした。色の管理は、これから力を入れて取り組んでいこうとしているテーマなので、この安心感は大きいですね。
700 Digital Color Pressの活用状況・評価は?
渡辺マネージャー
印刷物の内容としては、パンフレットやポストカード、名刺などが多く、小冊子のようなページ物もあります。部数は100~200部のものが中心で、現状、月間の出力枚数は1万5000枚ほど。出だしとしてはまずまずの稼働状況ではないかと思っています。オンデマンド事業立ち上げにあたって増員はせず、現在のところ、DTP部の既存のスタッフでオペレーションを行なっているのですが、700 Digital Color Pressは最近まで使っていたDocuColor 1256と共通部分が多いこともあり、まったく問題なく使いこなせています。
藤本本部長
品質も期待通りです。それどころか、お客さまから「オフセットよりきれいだね」と言われることもあるほどです(笑)。いままで「デジタル印刷機=安かろう悪かろう」のイメージを持たれていたお客さまも多く、700 Digital Color Pressの出力サンプルをお見せすると、「オンデマンドでこんなにきれいに出せるのか」と驚かれます。そこから受注に結び付くケースも多く、あらためて品質の重要性を実感しています。
渡辺マネージャー
生産機としてだけでなく、社内用途でもメリットを感じています。これまで、カンプなどの出力を DocuColor 1256で行なっていたのですが、これを700 Digital Color Pressに切り替えたことで、より印刷に近いイメージを低コストで出力できるようになりました。
今後の展開は?
藤本社長
現状では既存のお客さまからの受注が多いのですが、次のステップでは、バリアブル機能を活かした付加価値の高い商材を開発しながら、新規開拓を積極的に進めていこうと考えています。そのためには、単に「バリアブル印刷もできます」と売り込んで仕事をいただくのではなく、たとえばDMであれば、「どのように仕掛けるか」という戦略からトータルに提案していかなければなりません。いま、その実践に向けて、営業と制作の間で情報やノウハウを蓄積・共有しているところです。


