ページの先頭です
ページ内移動用のリンクです
サイト内共通メニューへ移動します
本文へ移動します


ここからサイト内共通メニューです
サイト内共通メニューをスキップしてサイトの現在地表示へ移動します

サイトの現在地を表示します
サイトの現在地表示をスキップして本文へ移動します


水上印刷株式会社

 

油性・UV・H-UVそれぞれのメリットを最大限に引き出し、
要望に合わせ最適な印刷方式を活用できる体制に。

企業概要

水上印刷株式会社

東京・新宿区に本社を置き、生産拠点として、東京都西多摩郡日の出町に多摩工場およびロジスティクスセンターを持つ。デザインから印刷・加工、発送までの一貫生産体制で、カタログやポスターなどの商業印刷から、POP・ディスプレイ・パッケージ製作、プロモーション企画やマーケティングサポートまでを総合的に手がけている。2012年には、経済産業省が推進する「おもてなし経営企業50選」に、2014年には、同じく経産省主催の「グローバルニッチトップ企業100選」に選出された。また、現会長の水上光啓氏は2010年、日刊工業新聞主催の「第27回優秀経営者顕彰」で最優秀経営者賞を受賞している。多摩工場では、開設当初から品質・環境・セキュリティ管理を徹底。さらに、世界55カ国で実践されている工場革新プログラム「ポルフ」を印刷業界で初めて採り入れ、体系的な工程改善活動に取り組んでいる。2014年11月1日付けで、河合克也氏が代表取締役社長に、水上光啓氏が代表取締役会長にそれぞれ就任。

会社名

水上印刷株式会社

代表者 代表取締役会長 水上 光啓 氏
代表取締役社長 河合 克也 氏
創業 1946年7月1日
従業員数 120名
所在地 本社/東京都新宿区西新宿5-14-3
多摩工場/東京都西多摩郡日の出町平井20-2

[写真]水上 光啓 氏

水上 光啓 氏
代表取締役会長

[写真]松崎 良樹 氏

松崎 良樹 氏
取締役生産本部長


インタビュー

油性印刷でUVと同等の生産性を実現

水上印刷の生産拠点である多摩工場は、「強く・優しく・誠実な会社づくり」という企業理念を掲げ、品質・環境・セキュリティ管理を徹底しており、2006年までにISO9001/14001/27001の各認証を取得。さらに環境対応の面では、2006年に印刷産業環境優良工場表彰制度で経済産業省商務情報政策局長賞を受賞しているほか、2005年にFSC森林認証(COC認証)、2010年に日印産連GP(グリーンプリンティング)工場認定をそれぞれ取得。また、世界55カ国で実践されている工場革新の実践的プログラム「ポルフ」(PPORF=Practical Program of Revolution in Factories)を印刷業界で初めて採り入れ、品質・工期・価格などの観点から設けられた20の改善項目に沿って、企業体質の強化に取り組んでいる。

『Eco & Fast Printing』の実践も、こうした改善活動の一環であり、品質とスピードの両面で顧客満足度をさらに高めていくことを大きな狙いとしている。2012年12月より、油性インキ仕様の印刷機からスタートし、2014年1月に導入した2台の最新ハイブリッドUV(H-UV)印刷機の運用にも、その取り組みを活かしている。

水上会長は、『Eco & Fast Printing』の実践を決断した背景について、次のように語っている。

「お客さまの要求される納期はますます短くなっており、高い品質を維持しながら生産性を上げていくことが、私どもにとって非常に重要なテーマになっています。従来、超短納期のご要望には“即乾燥”が可能なUV印刷で対応していましたが、通常の油性インキでの印刷に比べると、電力消費量や資材コスト、網点再現性や仕上がりのグロス感などに課題がありました。そこで、まずは油性インキで“UV印刷と同等の生産性”が得られるようにしようと考えたのが、『Eco & Fast Printing』スタートのきっかけです」

油性印刷での生産性向上を追求するにあたり、同社では「両面印刷の生産プロセスを1日短縮」という目標を掲げた。従来は、印刷で片面に1日、上がり面に1日かかり、翌日から加工という流れで、加工に入るまでに2日間かかっていたところ、1日短縮し、両面を1日で刷って加工に入るという体制を目指したのだ。これを実現するため、印刷機のメンテナンスを徹底すると同時に、印刷時の水量を極限まで絞ることに注力した。

「基本になるのは、水を絞ることによってインキの過乳化を抑えて乾燥を速め、パウダーを減らすこと。パウダー量が削減できれば、表面加工や、折り・製本などの後工程がスムーズに進行でき、同時に品質トラブルも防げますから、トータルでの生産効率が大きく向上します」(取締役生産本部長・松崎良樹氏)

同社では、汚れが出ない範囲でどこまで水を絞れるか、印刷テストを繰り返しながら限界値を検証。その結果、従来の水目盛より2~3割絞っても問題なく刷れることが確認できた。

「小ロットであれば3割、ロングでも2割程度絞ることができました。それによって、パウダー量もかなり削減でき、水と同じく3割ほど減らしても、裏移りせずに刷了できます」(松崎取締役)

最適な資材の選定でH-UV印刷機のメリットを最大化



一方、今年1月のH-UV印刷機導入にあたっては、資材の選定が重要なポイントになった。FFGSの技術担当者と検証を重ねた結果、CTPプレートには、油性印刷や従来からのUV印刷でも使用している『XP-F』を、湿し水には、優れた過乳化抑制機能を持つ『ECOLITY S-S1』および『ECOLITY S-U1』をそれぞれ採用した。

富士フイルムのサーマルプレート『XP-F』は、「ダブルコーティング技術」などの独自技術により、耐溶剤性・耐薬品性に優れ、高感度UVインキに対しても高い適性を発揮する。また、滑らかできめ細かい砂目により、水をしっかりと保持できるため、印刷機再スタート時の汚れが出にくいという特長がある。『ECOLITY S-U1』は、UV印刷向けに開発された湿し水で、過乳化しやすいUVインキでも確実に水負けを防止するとともに、pH値の上昇を抑え、給水ローラー上のインキ絡みも防止できる。水上印刷では、「これらのプレート性能・湿し水性能が、H-UV印刷機による高感度UV印刷の安定運用に大きく貢献している」と評価する。

「H-UV印刷機は、UVならではの乾燥性・瞬発力を備えながら、省エネ性や色再現性などの面で油性印刷に近い性能を持っていますが、これに、高いUV適性を持つプレートや湿し水を組み合わせたことで、そのメリットが最大限に発揮されています。『XP-F』は、油性・UV・H-UVのすべてに対応できるので、管理も効率化でき、非常にありがたいですね」(松崎取締役)

「印刷の効率化、品質安定化には、印刷機だけでなく、版材や湿し水なども含め、トータルに考えて最適な環境を整えることが肝要。今回、FFGSさんと印刷機メーカーさんに、印刷機のセッティングから、資材の選定や管理方法に至るまで、多大な支援・アドバイスをいただき、生産性向上への取り組みを大きく前進させることができました」(水上会長)

オペレーターの知識向上にも大きく寄与

松崎取締役は、『Eco & Fast Printing』の成果として、工程そのものの改善効果に加え、「現場のオペレーター自身がこうした検証を行ない、効果を体感できたことも大きい」と語る。

「いままでは、トラブルを防ぐため、水量やパウダー量に余裕を持たせていましたが、今回の取り組みで、ここまで減らせるのだという限界を知ることができました。それを、オペレーターが自らテスト印刷を行ないながら体感できたことは、今後の業務の中で大いに役立つと思います」

また、FFGSの技術担当者によるセミナーについても、オペレーターからは「印刷機のメンテナンスの重要性を再認識できた」「適切なメンテナンスが、水量・パウダー量の削減にどう結び付くのかがよく理解できた」と非常に好評で、ここで得られた知識は日常業務にもしっかりと活かされているという。

「当工場には比較的若い年代のオペレーターが多く、このセミナーは、彼らが印刷の基礎的な知識を改めて習得する良い機会になりました。また、乾燥性向上に刷版のどんな技術が寄与しているのかといったメカニズムを詳しく学ぶことができたのも、大きな成果だと思っています。その日からすぐに役立つ情報・ノウハウをご教示いただけるので、これからもぜひ継続的に開催をお願いしたいですね」(松崎取締役)

油性・UV・H-UVの3種の印刷方式を揃え、『Eco & Fast Printing』によってそれぞれのメリットを最大限に引き出すことで、クライアントの多様な要求に最善の印刷方式を活用できる、柔軟で効率的な生産体制を確立した水上印刷。今後も、「顧客第一主義」の観点から、「最良の職場環境による最良の品質」、そして「高生産性による短納期対応」を追求していく考えだ。

関連情報

富士フイルムグループを統括する持株会社です。

富士フイルムグループのイメージングソリューション、インフォメーションソリューションをリードする事業会社。

富士フイルムグループのドキュメントソリューションをリードする事業会社。


ここからフッターです

ページの終わりです
ページの先頭へ戻る