大洋印刷株式会社
企業概要

昨年8月に導入したワイドフォーマットUV インクジェットプレス「LuxelJet UV250GT」と、長年培ってきた高度な印刷技術を活かし、カタログやパンフレットなどの高品位印刷からサイン&ディスプレイ(S&D)分野まで含めた多メディア展開の体制を構築。クライアントの広告宣伝活動をトータルにサポートする“ワンストップ・プロモーション”を展開し注目を集めています。
(2009年2月取材)
| 会社名 | 大洋印刷株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 林孝 氏(代表取締役社長) |
| 創立 | 1930年8月1日 |
| 従業員数 | 250名 |
| 所在地 | 本社/東京都港区浜松町2丁目4番24号 |
![[写真]鈴木元治 氏](pack/images/index_img_02.jpg)
鈴木元治 氏
執行役員
グラフィック・ワークス工場長
インタビュー
LuxelJet UV250GTの導入について
1930年の創業以来80年近い歴史を持つ大洋印刷は、本社のほかに、クリエイティブ・製版部門「グラフィック・ワークス」(東京都江東区南砂2-27-6)、オフセット印刷工場「大井工場」(東京都品川区南大井5-8-15)、オフ輪工場「TAIYO WAVE」(埼玉県北埼玉郡大利根町豊野台1-563-10)など、最先端のデジタル環境を備えた拠点を有し、企画・デザインから印刷・加工、発送までの一貫したフローを確立。商業印刷を主軸に、ダイレクトメールの企画・製作、イベントプロデュースなどの広告代理業、Web サイト・ネットワーク構築まで、幅広い事業展開を行なっています。こうした中、クライアントニーズへのいっそう多角的な対応を実現するべく、2008年8月、グラフィック・ワークス内にLuxelJetUV250GT を導入し、新たにS&D事業をスタートさせました。
同事業の立ち上げの経緯について、鈴木元治執行役員(グラフィック・ワークス工場長)は、次のように述べています。「これまでは、商業印刷分野を中心に、高精細印刷やFM スクリーニングなどの技術を採り入れながら、主に印刷品質面で差別化を図ってきましたが、お客さまの満足度をより高めるためには、“印刷プラスアルファ” が必要と考えました。そこで、当社が持つ画像処理技術や色管理技術を活かし、紙以外の媒体まで含めた幅広い提案を行なうための新たな展開として、 S&Dの分野に着目したのです」
S&Dの営業活動としては、クライアント先に出力サンプルを持参して LuxelJetUV250GTを紹介しているほか、生産現場をショールームとして開放し、随時見学を受け付けています。クライアントからの関心は非常に高く、導入後半年の間に50社以上が見学に訪れているといい、具体的な仕事としても、イベントに関わるツールの製作を全面的に手掛けるなど、確かな成果が表れています。
たとえば、RH Project というクリエイター2名の作品展「化粧写真」(2009年1月~2月開催)。当初、クライアントは出展作品(写真)を紙に印刷する前提で考えていましたが、LuxelJetを使ったアクリル板への出力を提案したところ、その品質とインパクトの大きさが評価され、より独創的な作品展示が実現。しかも、作品の出力だけでなく、大サイズバナー、ポスター、ノベルティの製作なども一括して手掛けることに。
また、演出家・宮本亜門氏主催のイベントでも、パンフレット印刷の依頼をきっかけに、同じデータを流用した大判ポスターから、会場の垂れ幕・床材・作品名札まで含めたトータルな受注へと発展。このように、1つの案件でさまざまなツール制作を手掛けるケースが増えているとのことです。
「やはりお客さまも、新しい提案に飢えていると思います。LuxelJetのサンプルをお見せしたり、生産現場を見ていただいたりすると、“こんな物にも出力できるのか”と皆さん驚かれ、非常に興味を持っていただけるので、具体的な提案にもつながりやすいですし、逆にお客さまの方から新たなアイデアが生まれることもあります。当社の営業も、提案の成果がわかりやすい形で表れるので、活き活きしています」(鈴木執行役員)

提案の幅が広がったことにより、クライアントと一体となってプロモーションを展開する“ワンストップ・プロモーション”が実現。さらに、それが社内の活性化にも結び付いているようです。
出力機としてLuxelJet UV250GTを採用した理由、また現時点での評価について、鈴木執行役員は、「機種選定にあたっては、再現品質の高さと、フラットベッド/ロールの2方式が使えるという利便性が決め手になりました。紙以外の素材でも予想以上に発色が良く、お客さまにも好評をいただいています。また、併せてご提案いただいたカッティングプロッターやラミネーターによって、後加工まで高品質に仕上げることができ、大きなメリットを感じています」と述べています。
今後は、より上流の工程までカバーできるよう体制作りを進めるとともに、新規顧客へのアプローチも積極的に行なっていくとのこと。「LuxelJetを活かしたワンストップ・プロモーションの第一ステップとしては、確かな手応えを感じています。今後、紙媒体に限らず多種多様な出力物を提供できる“大洋印刷ならではのメリット”を、より多くのお客さまに認知していただけるよう、さらに幅広く営業活動を展開していこうと考えています。そのうえで、お客さまのプロモーション活動に、企画の段階からトータルに深く関われるよう、川上の機能も強化していきたい」(鈴木執行役員)


