株式会社アサプリホールディングス/アサプリグループ
企業概要

1978年に「アサヒプリントセンター」として創業。2002年、従来の社風・独自性を尊重する「和の心を重んじた日本式M&A」により(株)プリンターを子会社化。さらに2005年にはオリエンタル印刷(株)をグループに加え、(株)アサプリ、(株)アサプリホールディングスを中心とした地域密着型の印刷会社4社の連携により、連結売上高30億円超へと成長。先進的な発想で顧客の幅広い要望に応えながら、印刷業をコアに、関連分野も含めた新たな業容拡大を目指す。
(2011年3月取材)
| 会社名 | 株式会社アサプリホールディングス 株式会社アサプリ 株式会社プリンター オリエンタル印刷株式会社 |
|---|---|
| 代表者 | 松岡祐司 氏(代表取締役社長) |
| 創業 | 1978年7月 |
| 従業員数 | 200名(グループ全体) |
| 所在地 | 三重県桑名市安永926(本社) |
![[写真]松岡祐司 氏](pack/images/index_img_02.jpg)
松岡祐司 氏
代表取締役社長
![[写真]藏田照久 氏](pack/images/index_img_03.jpg)
藏田照久 氏
集中管理部 システム課 課長
インタビュー
XMF/XMF Remote導入の狙いは?
松岡社長
導入目的は大きく二つありました。一つは、お客さまの「印刷物にかかわる作業」を軽減するための仕組みをつくること。いま、印刷機などのハード面での差別化が難しくなっていますが、その中で私どもは、お客さまの課題を解決できる存在であり続けなければ、生き残っていけません。そこで、多くのお客さまが抱えている「時間とコストの削減」という課題を、『XMF』『XMF Remote』による効率的なフローによって解決しようと考えたのです。
もう一つの狙いは、生産の“グループ内全体最適化”が図れるワークフローを構築し、確実に利益を確保できる体制を確立することです。これは、「全社員の幸せを追求する」という当社の経営理念の実践でもあります。売上を伸ばすことが難しくなっている中で、社員の雇用・幸せを守るには、粗利を確保すること―私どもの言い方で言えば、付加価値を上げることが重要になります。そのためには、『XMF』で集中管理型のワークフローを構築することが不可欠と考えたのです。
XMF/XMF Remote採用の決め手は?
松岡社長
やはり一番の決め手は、富士フイルムさんのメーカーとしての信頼感ですね。非常に高い技術力をお持ちですし、何より、『XMF』のご提案をいただいたときに、富士フイルムさんがこのシステムの開発に本気で取り組んでいるということがよく伝わってきました。機能面で言えば、私どもがこれから展開しようとしているWeb to Printやデジタルサイネージなどに対応できる「拡張性」がポイントになりました。
さらに、当社のプリプレス環境は富士フイルム製品で揃えているということもあり、FFGSさんなら、個々の機器単位でなくワークフローシステム全体をサポートしていただける、という安心感も、『XMF』に決めた理由の一つです。
現在のXMFの運用状況は?
松岡社長

集中管理化による具体的なメリットは?
松岡社長
いままでは、各グループ会社がそれぞれRIPを持っていて、自社で出力するか、外注するかの判断を各社独自に行なっていたため、他のグループ会社で空いている機械があるのに外注に出したり、逆に、本来その設備に適さない仕事でも自社で刷ってしまったりと、さまざまな面で非効率な部分がありました。しかし、現在の集中管理フローでは、印刷物の仕様や機械の空き状況などに応じて、アサプリホールディングスで仕事の割り振りを行なうため、グループ内の設備を最大限に有効活用できます。これにより、外注費が大幅に削減でき、売上高粗利益率が前年比5.2%もアップしました。

藏田課長

松岡社長
『XMF』によるセンターRIPワークフローは、複数の会社でグループを構成されているところや、遠隔地にいくつかの生産拠点を持っている会社さんではとくに効果的なのではないかと思います。
XMF Remoteの運用状況・メリットは?
松岡社長

色味のチェックに関しては、初校で『富士ゼロックス DocuColor 1257 GA』の出力をお見せしています。グループ各社にDocuColor 1257 GAを設置し、それぞれ毎日カラーマッチングを行なって色校正として使える再現精度を維持しているので、これが「信頼できる色見本」になるのです。2校以降はオンラインで行ない、本紙での確認が必要な場合は、校了後に本機校正を出します。
紙でのやり取りがゼロになるわけではありませんが、営業が校正紙を持って動く時間は大幅に削減されましたし、お客さまにとっても、「校正の待ち時間」の短縮、販促担当者の負担軽減、コスト削減という大きなメリットになっています。
藏田課長

今後の展開は?
松岡社長

先日も、あるメーカーさんに新規営業で伺ったところ、こんなお話をされていました。「商品カタログが約100種類あり、年に20部ほどしか使わないものもあれば、月に5000部刷るものもある。ほとんど出ないカタログも、仕様変更があるたびに刷り直さなければいけないので頭が痛い。全部InDesignで組み直してWebに上げておき、必要なときに必要な部数だけ印刷できないだろうか」と。まさに、『XMF』のワークフローをベースにInDesign CS5やWeb to Printの導入を進めている当社は、今後このような要望に対して強みを発揮していけると思うのです。その中で、『XMF』『XMF Remote』は非常に強力なインフラになります。
ただ、これも導入して終わりではなく、市場の変化に合わせて運用方法をアップデートしていかなくてはなりません。たとえば、先日、PAGE2011の展示会場でFFGSさんが「XMF RemoteとiPadとの連携」を紹介されていましたが、この機能が実現した折には、当社も営業にiPadを持たせて実際に活用しようと考えています。営業がiPadを使うことにより、下版時に必要な「営業の承認作業」がその場で行なえるため、「営業が帰社するまで下版できない」などの問題も解消し、さらなる時間・コスト削減が可能になります。これからも、『XMF』『XMF Remote』にはつねに私たちの先を進んでもらいたいですね。


